2023-09-02

「性欲由来の面白さ」について少し語らせてくれ

俺はブルアカが好きだ。

ホシノとヒフミが好きだ。

だがその大部分は性欲由来の愛情であり、このゲームに対して感じる面白さも多くが性欲からまれている。

もしも俺が女で、美少女に性欲を感じなかったら、こんなゲームは一週間も持たずにアンインストールしていただろう。

俺はイケメンコンテンツがあまりきじゃない。

嫌悪感を催すというわけではない。

イケメン要素やBLに頼り切った作品から面白さを感じることが全然ないというだけだ。

たとえば『絶対BLになる世界 VS 絶対BLになりたくない男』という作品があるが、これはBLを扱ってはいるけどBLを楽しめなくても笑えるので面白く味わえた。

だがBL好きな人は俺の何倍もこの作品を楽しめただろう。

俺は美少女に性欲を刺激され、そこから派生して興味を持ち、それによって美少女作品を楽しむことが出来る。

だがイケメンコンテンツではそれが起きず、作品本来持つ面白さそのもの勝負してもらうしかないが、多くのイケメンコンテンツは性欲刺激に頼り切っているので全然さらずに終わる。

ダイナミックコードのようなイケメン以外の要素で圧倒的に面白作品は楽しめるし、五条悟のバトルは顔の良さについてなんの感情も抱かなくても能力者バトルとして単純に格好いいので大好きだ。

次に来るマンガ大賞2023の結果が出た。

コミックス1位の「生徒会にも穴はある!(以下:生穴る)」は明らかに性欲由来の面白さによって成り立つ作品だ。

男の娘乳首券をハックしているネタを見せられても性欲に全く刺さらなかったら何も面白くないだろう。

WEBマンガ6位の『拷問バイトくんの日常』はイケメン系の性欲由来作品だ。

表紙を飾るイケメンの姿が「この作品イケメンに性欲由来の面白さを感じられる人だけに向けて作られています」と語っている。

実際読んでみると全く面白くないのだが、もしも生穴ると全部のキャラが入れ替わっていたら俺はこれを楽しめていた気がする。

実際そうなれば、こまろが毎週拷問にあってくれるわけだし最高の漫画誕生しちまってノーベル文学賞だと俺の頭の中でチェ◯ソー◯ンがブンブン叫んでいるぐらいだ。

別に俺は「性欲由来の面白さは絶対悪であり、コンテンツ業界を腐らせるアヘンだ」と主張する気はない。

性欲由来の面白さだろうと面白さにはかわりはないわけだし、別にそれで楽しめる人がいるなら何も文句はない。

だが、それに頼った作品はそれに頼っているという自覚を持つべきだし、受け手もその認識を共有すべきだ。

「次に来るマンガ大賞の1位なんだから女であっても生穴るの良さを分かるべきだ」と考えるような奴が時々出てくる。

まあ流石に生穴るは行く所まで行ってるので割りと大丈夫なんだが、もうちょっと成分が弱くなってくるとそういった考えの持ち主が出てくるわけだ。

実際「ブルアカは性欲由来の面白さ?そんなことはまったくないと思うぞ?」みたいに思う人間もいるんじゃないのか?

かに、確かにブルアカの全てが性欲由来の面白さではない。

ゲームシステムも悪いってほどじゃないし、ストーリー王道邪道ちゃんと使い分けていてソシャゲにしては頑張ってる。

でも、ブルアカを続けている人間の9割以上が多かれ少なかれ性欲由来の面白さを見出していると思うんだが、自分の感じる面白さの性欲由来度を正確に知るのは難しいんだ。

俺も時折「もしかして性欲抜きにしてもブルアカは超面白いのでは?」と勘違いしそうになる。

だが生穴るの1位受賞を見て目が覚めた。

目が覚めているうちに思いついた範囲で考えをまとめたかったのでこれを書いている。

いまいち深く掘りきれない感じがあるのだが、掘り終えるのを待っている間に再洗脳されてしまうと意味がないのでとりあえず書きなぐった。

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