2022-01-13

大和田常務の家に憧れて注文住宅建てたら1.13億円もかかった話

「うおー!絶対大和田常務みたいなお家に住んだる!」

賃貸!?ええ家住んでこその人生やろ!コスパのパの部分はお金勘定だけとちゃうで!」


これは高1のころに半沢直樹1st.シーズン大和田常務の自宅に突撃する話を見た後の俺の感想である


ただデカい家じゃない。自分が美しいと思える価値観が反映された、カッコよくて美しい家だ。

(※別に大和田常務の家そのもの模倣したいと思ったわけではない)


元々建築を見るのが好きだった中学時代。親父が外構関係職人だったということも拍車をかけ、もともとお家には興味があったのだが、

その興味を具体的な夢にしてくれたのは、他でもない大和田常務だった。

ありがとうございます大和田常務


「本気で作ったる!絶対に唸るほどの金を稼いで自分が住みたい家を妥協せずに建てて、そこで暮らしたる!」

嘘じゃない。俺はその夢を叶えるためにマジで頑張った。一生に一度の買い物。絶対に叶えたかたからだ。


実家金持ちでもないというか貧乏な俺。特別クリエイティブの才能もない俺。

その俺が夢を叶えるには、めちゃくちゃに稼いでいるサラリーマンになるしかなかった。


それはもう、めちゃくちゃだ。大和田常務特殊例であって、その辺の銀行に行っても役員にはなれない可能性は高いだろう。

その時になって役員コースから外れればもちろん家は買えず、目も当てられない。中古の建売3,500万円を購入するのが関の山となる。

から、俺はスタートからマックスでめちゃくちゃに稼げる会社に照準を定めてリストアップした。

そのためにめちゃくちゃにいい大学に行く必要があるということも分かったので、これまためちゃくちゃに勉強した。

キツかったけれど、志望大学過去問が解けるようになるたびに、自分理想のお家を建てる夢に一歩ずつ近づいていることが分かったから、実は楽しく頑張れた。


そうして、途中で離婚、過労でぶっ倒れる、再婚、とかいろいろとあったけど、果たして、めちゃくちゃに給料をくれる会社に勤めて目標分のお金を貯めた。

幸い?コロナで完全に仕事リモート化され、かつ今後もほぼその状態が続くだろうということになったので、土地都内から離れられたので結果的に広く取れた。ラッキー


ずっと調べていた、いいなと思っていた設計事務所に、高1から描いていた理想住まいスクラップブックスケッチを持ち込んだ際のことはよく覚えている。

設計士の先生お話ししながら、抽象系だった自分の高1からの夢が、間取りとして世界にに具体化されていくのだ。これを幸せといわずに何というのか。最高の時間だった。


で、かかった金額手数料とか全部入れて1.13億円。うん、冷静にみて高いよね。

正直引いたけど、大和田常務のお家を建てようと頑張ってきたその辺の普通高校生のたどり着いた夢の終着点としては妥当金額だとも思う。

大和田常務のお家と比べればもちろん小さいけれど、大和田常務のお家よりも俺にとって素敵なお家が建てられたと思う。


大和田常務ありがとうございました。あなたを目指して頑張ってこられました。

これからも頑張って素敵なお家で暮らしていきますね。

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