2020-04-05

コロナ終息後は結局どうなるのか

セカイの終わりのようなニュース毎日出ているが非日常日常侵食されて戻っていく。


幸いにも、まだ一部の品切れはあるものの、医療品もあれば食料もある。

水と食べ物はないが銃と弾丸はあるような状態には幸いにもなっていない。

ペストの時のように教会裏が死体を埋めすぎて地形が変わるようなそういう状態にもなっていない。

EUの分断は見え隠れするが、戦後ドイツのように1000キロカロリーしか食料がなく病気蔓延する事態にもなっていない。


東日本大震災の時に、BCP対応で1次取引先を分散していたと思ったら2次取引先が共通で大騒ぎになるということもあったが、学んで解決できている。

コロナでも状況が落ち着けば、学びと対策ができることだろう。


まだ先は見えないがコロナ終息後はどうなるのか。

リーマンショックの後は世界貿易量は跳ね返った。

延期されていた投資が戻り、人と物が飛び交う世界に戻るのか。


日本はまだ雇用が守られている状態だ。それでなくとも人不足だった。

失業者が多くでればニューディール政策雇用回復という話になるが、そもそも人がいない。

何十万のお金を配ることが必要と騒がれてるが、配ったらインフレが来る。

一部の商品需要が高く、流通人手不足も相まって商品不足価格上昇が現時点でも起こっている。

少なくともマスクは確実にまた不足する。仮に7月コロナ第1波が収まったとして、次の12月頃に向けて値段が手頃になり始めた時点で買い占めが起こる。


税金を使うにも国内産業が既に外資で固められた状態だ。

自動車はともかく他がない。昔みたいに家電産業国内にはないのだ。

何十万か配るとApple製品を買う列ができるだろう。

地域振興券電子マネー返金の類だと、オークションお金に換えればいいという人が多いと思われる。

かといって急速な需要ができても投資に向かわない。

人を雇って事業拡大しようにも失業者はいない。

機械の導入だと言っても製造業を捨てた日本では作るものがない。

サービス投資だと言っても導入できる機械がない。

(電子マネー対応したレジを導入しても客数が増えるわけでも、客単価が増えるわけでもなかった)


アメリカはどうか。

まれていたシェールオイル企業破綻した。

いくつか破綻した時点で原油減産への合意が次第にできるようになり落ち着き始める。

失業者が多く出たことでニューディール政策は取りやすい。

選挙を控えていることもあり、与野党とも金融財政出動に協力的だ。

AOCがやればできるじゃん!というような政策ドンドン出てくるだろう。


トランプが進めていた工場米国回帰は進む。

コロナから世界貿易量は下がり始めていた。

F-35半導体TSMCで作っており懸念事項だとされていたが米国工場が作られることになった。

今の人工呼吸器の増産を見たらわかるが、米国の強さは生産能力の高さというのがよくわかる。

失業者対策製造業マッチしているのだから工場米国回帰を進めればいい。


日本からアメリカへの直接投資をしているが、逆はない。

ソフトバンクが大量にアメリカ投資したが、結局黒字になれていない。WeWork瀕死状態になっている。

Uberはいいともてはやされたが移民低賃金に支えらえたものだった。

Amazon倉庫絶望し、Uber発狂している人を生み出した。


日本製造業を諦めた。

アメリカの強さは製造業に裏打ちされたソフトウエア産業だった。

Apple/Googleソフトエンジニアが凄いと言っても、差別化ハードウェアだった。

からGoogleはTPUを作るし、大量のサーバーを持つし、衛星を使うし、ストリートビュー向けの機材を揃える。

日本の、これからソフトウェアの時代だと、それまで持っていたハードを手放すことはしてなかった。

  • 10年もしたら忘れる これまでもそうだったしこれからもそうだ

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