2017-09-01

中学1年1学期で引きこもった弟の話

ニュース今日9/1は子ども自殺が一番多いと言っていたので

中学ほぼ不登校でも今は人並みの生活を送っている弟の話を書こうと思う。

アトピーいじめ人間不信入学早々不登校になった弟は不登校児のステレオタイプテレビゲーム三昧の日々を過ごしていた。

親はひどく心配していたが、俺は同じ中学校卒業した身として中学時代は授業中はコミック回し読み、休み時間TCG(遊戯王ガンガンヴァーサス)しか

してなかったか不登校でも大丈夫だと強弁した。そしたら親から弟の不登校対策を任されることになってしまった。

当時大学生の俺は不登校児に対する対応など何も知らなかったので、取り合えずコミュニケーション大事だよねってことで弟と一緒にゲームをすることにした。

弟とは不登校からよく格ゲー(鉄拳やGG)の対戦で兄の威厳を示していたが、弟の24時間やり込みの前あっという間に負け越すようになってしまった。

そして俺の負け越しが当たり前になったある日、俺は腹が立って「ゲームばっかやってんじゃねーぞ」とゲームをやりながら弟を罵倒した。

ならどうしろとと言う話になって、まずは余りにもゲーム中心の生活で不健康だったので俺のロードワークや親父のゴルフ練習に付き合わせるようにした。

すると弟のアトピーが幾分改善した。アトピー改善したお陰で外出に前向きになって週末にラーメン食いに行ったり、電気街にでかけるようになった。

電気街通いが日常化し、いつしか部屋に自作PCが出来上がっていた。自作PCで弟が何をしていたかと言えばもちろんゲームだ(CODHALO)

振り出しに戻ってしまったように見えたが、ゲームで知り合ったフレンドとチャットしたりクランを組んで出撃している様を見ていると

家族以外とのコミュニティに属して楽しくやってんなと妙に安心してしまった。

そんなこんなで進路を決める段階になって内申点ゼロの弟は私立を受けるしかなかったが、普通高校行っても合わないだろうって

話になって、不登校児や転校生積極的に受けいれている単位制の学校に進学することになった。

弟曰くこの学校奇人変人の集まりだったそうだが弟の肌には合ったらしい。陰キャ高校生として3年過ごした。

また進路を決める段階になって、弟の性格就職で苦労するのが目に見えていたので工学部への進学をすすめた。

弟は情報系に興味があったようだが、俺のリーマンショック後の就活実体験を語ったらあっさり工学部への進学を決めた。

大学では緩めの研究室に入って教授コネで速攻就活を終わらせる要領の良さを見せた。

弟は今では飲み会が多いと嘆きながら、とあるメーカー技術職として働いている。中学時代ゴルフ練習のおかげで接待ゴルフ要員として重宝されているらしい。

休みの日には高校時代奇人変な友人とツーリングしたりアイドルライブに行ったりと、学生時代友達付き合いも続いているようだ。

お盆実家で顔を合わせたのでひさびさに格ゲー(鉄拳7)をやったら当然のごとく負け越ししまったが、楽しかった。

弟もたくましくなったもんだ。

結論中学不登校でもなんとかなるよ。

訂正:×HALO→〇Quake

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