2016-11-20

女子高生欅坂46「二人セゾン」のMVを見た感想

私は欅坂46メンバー達と同世代である

そして、欅坂46楽曲私たち中高生に向けての

メッセージがとても強い。

サイレントマジョリティー(以下サイマジョ)や

世界には愛しかない(以下セカアイ)などを聞いてそう思った。

そして今回、3rdシングルの二人セゾンは曲だけ聞いたら

今までのものよりメッセージ性が弱いと感じた。

なんというか、歌詞解釈しづらかった。

私が聞いてきたこれまでの欅坂楽曲は、

大人に対しての皮肉や、

将来への希望を持たせる歌詞があり、

思春期真っ只中の私には共感できる部分があった。

しかし、二人セゾンにはそれがない。

タイトルからして《二人》だし、

春夏で恋をして

という歌詞から男女の話だとしか捉えられなかった。

だが、そんな考えもMVを見たら大きく変わった。

サイマジョは楽曲だけでも完成度が高かったが、

二人セゾンはMVパフォーマンスも含めて

つの作品」として完成すると思う。

これから本題のMVの話をするので

まだ見てないと言う人は見てきてほしい。

https://m.youtube.com/watch?v=mNpPQXMgtmw

まず、このMVで印象的なのは

メンバーそれぞれの表情だと思う。

今まではフロントメンバー、というかサイマジョに

いたってはセンターの平手ちゃんばかりが映っていた。

そりゃ平手友梨奈表現力は凄まじいものだし、

今回のMVでも主人公的な立ち位置

ストーリーを描いている。

けれどやはり、今回はほぼみんながちゃんと映ってて、

1年を共に過ごしたクラスメイトのような世界観

感じとった。1年だけの関係、まさにサビの

秋冬で去っていくという歌詞に合っている。

なによりその表情はとてもいきいきとしていて、

青春の一瞬の楽しさが見える。

そして、欅坂らしさを見せたのが、

鞄を捨てるシーン。

先ほど二人セゾンの歌詞には大人への皮肉みたいな

ものがあまり無いと書いたが、

MVでちょいちょい出てくるこのシーンが

その役割を担っていた。

スクールバッグは、このMVでは1度も出てこない

学校象徴している。学校はサイマジョで

言うところの、「大人たちに支配されている」環境だ。

これを投げ捨てることでそこから解放を示している。

これシングル曲3つに一貫性がでた。

セカアイも一見爽やかソングだけれど、

最初秘密を持ったのはいつだろう?

大人はみんな嘘が多すぎて忘れてる

思春期のもやっとした感情を代弁している。

ブレザーの制服を着て、スクバを投げて、

全員が楽しそうで、このMV歌詞出会いと別れを

男女2人ではなく、教室出会いと別れにした。

まり中高生共感やすくしたのだ。

昼間の光がさす大人数でのシーンと、

夕暮れの闇が迫る平手1人のシーンの対比が、

冬にさしかかり、もうすぐ1年が終わって

あのクラスはいられなくなるんだという哀しさを

私に思い起こさせた。

あ、またこの時期が来てしまうな。と。

なにせ前半(特に1番サビ)で笑顔で皆と踊っていた

平手友梨奈が、ラストサビ前のダンスでは

鬼気迫る表情で焦燥感をかもし出していた。

1年が終わる、季節が終わる、

着々と迫る別れに対する焦りが伝わる。

学生は、1年が終わるごとに強制的に別れが訪れる。

それをリアルタイムで感じている私は

MVを見て泣きそうになっていた。

この作品から伝わってくるもの

感じとったものがそれだけ大きかった。

こんな長々と書いてしまったが、

結局言いたいことは一つだけ。

10代は二人セゾンのMVを見るべきである

  • JKにしてはいい考察。改行多すぎて読みづらいけど。

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