はてなキーワード: 角質培養とは
長時間残業が続いた昨夏の終わり、パニック障害と診断されて休職に入って半年が経った。
症状はしんどいっちゃしんどいけど、体の変化がおもしろかったので書き残しておきたい。
・耳が敏感になる
民放のバラエティ番組の音に耐えられず、テレビを見るときはなるべく音量を下げるようにしている。
どうしてもしんどい時には家族に断りを入れてテレビ消してもらう。
これまでイヤホンで音楽を聴けていたのに、聴いていられなくなった。
高音がつらい。若い女性の甲高い声を聞くと血の気が引く。
・味覚が敏感になる
あと、お刺身やらレバ刺しが好物だったのに、ナマモノ全般を受け付けなくなった。
お寿司屋さんの店内に一歩はいっただけで生臭さにまいってしまう。
家族が外出のおみやげにナマモノの入っていない太巻きを買ってきてくれたことがあったのだけど、
「これ、太巻きを切るのにナマモノ切ってた包丁洗わないで使ってる!」ってわかった。
・皮膚感覚が敏感になる
苦しくてワイヤー入りのブラジャーをつけられない。
化繊の服を着るととても気持ち悪い感じがする。綿ばんざい。
・光に敏感になる
太陽光は大丈夫だけど、コンビニとかドラッグストアみたいな蛍光灯ビカビカがつらい。
日が落ちた後の普通の室内照明もしんどいので、スタンドライトとろうそくを使って過ごしてる。
・匂いに敏感になる
ボディショップやらロクシタンやらLUSHやらの香料がっつりのものに耐えられなくなって
・これまで着れていた派手目の服や下着、ヒールの高い靴がはけなくなった。
気合いがないとオシャレってできないんだな。。と実感。
化粧も、コンタクトつける気も起らない。
・髪の毛が伸びた
半年間ずっと引きこもって美容院に行っていないので髪の毛がだいぶ伸びた。
・肌がきれいになった
27歳女。ちょっと前は肌荒れに悩んでいたが、ここ一年ほど、肌を健康にするスキンケアを試してみてとてもいい効果を上げている。このスキンケアは、『角質培養』という名前で呼ばれているものだ。『カクシツバイヨウ』なんていうとなんだか難しそうな気がするが、要点をまとめるならば『肌を健康にするスキンケア』なのだ。
やり方はとても簡単。以下の二点を守るだけだ。
なんでこの二点を守るだけで肌が健康になるのか、簡単に解説したいと思う。
まず、人の肌のいちばん外側にあるのは角質だ。この角質というのはすでに死んだ細胞で何層にも重なっており、その奥にある真皮を守るバリアになっている。普通はこの角質が古く汚いのできれいに洗い流し新しくきれいな角質がいちばん外側に来るように洗顔し、バリア機能を高めるために化粧水などをつけるというスキンケアをする。
しかしこの方法にはちょっと難点がある。それは、角質の層が薄くなってしまい本来のバリア機能が低下してしまうということだ。それをフォローするために様々なスキンケア用品を使うが、角質の層が薄いためこれらがすぐに真皮に届いてしまい、自分に合わなかったりするとかえってトラブルの原因になってしまったりする。
肌を健康にするスキンケアでは逆の発想をする。古い角質でもきれいに見えるように角質を育て、肌本来のバリア機能を取り戻そうというものだ。
ではどうすれば古くてもきれいな角質が出来るのか?それは真皮の細胞を健康なまま死なせて角質化することで実現する。
そのためにまず、少しでも角質のバリア機能が回復するように無理に角質をはがさない洗顔をする。私の場合朝はぬるま湯のみの洗顔、夜はクレンジングと石鹸洗顔しかしていない。スクラブ入りやピーリング機能つき、メイクも一緒に落とせる洗顔料は過剰に角質を剥がしてしまうので絶対に使わない。
そして角質のバリア機能を高めるため、保湿をしっかりする。保湿剤は自分の好きなものを使っても構わないと思う。私はプチプラ品を使っているが、これで十分だと感じている。
最初のうちは汚い角質でも肌の上にとどめておくため、肌が荒れているように見えることがある。しかし角質のバリア機能を復活させるために必要なプロセスなので、なるべく耐えてもらいたい。そしてターンオーバーをするごとに、厚くて保湿された角質に守られて育ってきた真皮が少しずつきれいな角質になっていく。そしてきれいに育った角質は、ある程度古くなったら簡単な洗顔で自然と剥がれ落ちるようになるため余分な皮脂を貯めこむことなくニキビも減るという効果も出るのだ。
私は大体3ヶ月くらいで効果を実感した。元はインナードライのアブラギッシュな肌をしていたのだけれども、普通肌と言えるようになった。さらに、半年ほどで大人ニキビがほとんどなくなった。今では生理中に一つ二つ出来るぐらいである。