はてなキーワード: 献立とは
結婚して僕は仕事をやめるわけにもいかず、一家の大黒柱というものにクラスチェンジした。僕の彼女だった女性は僕の妻になり、炊事、洗濯、掃除に育児をしてくれた。僕は独身時代から、料理が好きだった。肉を焼いたり、にんじんを刻んだり、たまねぎをキツネ色になるまで炒めたり、コトコトとジャガイモを煮込んだりするのが好きだった。料理に限らず、何か作るのが好きだったし、作ったものを食べること、食べてもらうことが好きだった。そして、僕が料理を作ることでたまには妻に家事を休んでもらって、ゆっくりして欲しかった。僕はあまり色々な事にこだわらない性格で、気分で食材を買い、作る量は適当だった。そんなわけで、味付けは分量でスプーンで量って決めるようなものではなく、少しずつ、塩が足りない、みりんが足りない、こしょうを入れた方がいいかも、なんて、僕の人生のように行き当たりばったりのものだった。結婚してからも休日の気が向いた時、僕は時々そういう料理をして、コトコト何かを煮たりして、何かが出来上がっていく穏やかで満たされたような時間を過ごしていた。
だけどある日、妻からこう言われた。
「料理をするのはいいけど、食材を適当に買ってきてもらっても冷蔵庫にあるものが残っちゃうでしょ。使うなら冷蔵庫のものから使って。それからお肉を焼いたらレンジ周りを綺麗にしてよね。この前作った時は窓まで油が飛んでたよ。全部後片付けするのは私でしょ。それから作るんだったら分量考えてよ。いっぱい作っても残っちゃうでしょ。それに、カロリーとか栄養のバランスも考えて作らないといけないんだから」
僕にとって料理は息抜きだったのかもしれない。言われてみれば、何も考えずに脊髄反射だけでボーッとしながら作るのが僕は好きだった。妻は食材の残り具合、食材は何をいつどこで買ったら安いか、どれを使えば給料日まで食材に無駄が出ないか、栄養のバランスは良いか、味付けは子供にとって辛すぎたり塩分が多すぎたりしないか、後片付け、ゴミの選別、献立のローテーション、色んな事を考えて料理をしていた。僕の料理は妻の負担を軽減するお手伝いではなく、単なる足手まといだったのだ。どこにいても僕は足手まといなのだが、自分の家の台所でさえも僕は足手まといだった。こうして僕は、台所に自分の居場所が無い事を知った。
もし病状が回復しての判断ならいいけど、
前と同じや悪化してるなら読んで欲しい。
食事制限を甘く見ないで欲しい。
食事制限で進行を遅らせたり、その間に治療を進めることで改善できるんだから
その逆はどういう意味か…分かるよね?
でも、食事って、本人がきちんと意思を持って「食べ」ないといけない。
無理やり口に捩じ込んで、食いたいものから隔離するわけに行かない。
病院側(栄養士)は、「もう、好きな物食べていいよ」しか言えないんだよ。
問題のある摂取より、理想的な摂取だけど、
例えば治療食、特別食を嫌だからって少ししか食べない、
食べるものは制限されるから食べたくない、その代わりアルコールばっか摂取してる、とか(年配の男性によくある)
最低限の栄養素やカロリーを取ってもらうほうがマシ、って判断になる。
病気は病院側の医師や栄養士、そして自分が一緒に治すもの、つき合っていくもの。
患者側の意思が欠けたら治るものも治らない。治せない。
増田が入院なのか通院なのか、病院が大きいのか小さいのか、分からないけど、
増田への栄養指導は、栄養士さんや、医師や、看護士が頭悩ませて増田の最善を考えて行われてる事は分かって欲しい。(医師が全然無知で、栄養士に丸投げの病院もあるけど)
増田の病状が悪化したら、その人たちも辛いし、悔しいんだよ。
献立が嫌なら看護士に言って、直接栄養士さんに相談してみて。代替メニュー出せるかもしれない。
通院なら、栄養指導の時に栄養士さんと食生活を細かく相談して。プロだから、知識すごいから。
ここまでならできる、ってラインがきっと見つかるから。
がんばって。
「カテゴリ(category,categories)」を見て「あ、これは『テーマごとに記事を分類した“カテゴリ”のことだ』って直感的にわかる人はどのくらいいるのかな。
実際、それなりにこういった分野に詳しかったり、英語を習得していたり、自分でブログを書いたりしていなければ、「カテゴリ?なにそれ」って感じだと思うんだ。たぶんね。
だからリニューアルしたり、テンプレつくったりしてるときによく「カテゴリより適した言葉ってないかな」って思うんだ。
例えば、「メニュー」なんてどうかなとか思うことがよくあるんだけどさ。「メニュー」って辞書で調べると、「献立表」「予定表(トレーニングメニューとか)」「コンピュータの操作項目一覧」の3つが載ってて、どれもブログの「カテゴリ」に代用するには適していないように感じる。
書籍の目次のことを「コンテンツ」って言うらしいけど、まぁそれなりにこういった(略)書いたりしていれば「コンテンツ」って言われて「ああ、カテゴリのことね」って直感的にわかると思うけど、やっぱりそうじゃない人にはわかりづらいよなとか思ったりして。
だから国内の有名なサイト(例えばNTT系とか)を見回ってどんなのが使われてるんだろうとか考えるんだけどさ、だいたいは「カテゴリ」とか「コンテンツ」とか「メニュー」とかのタイトルがついていなく、ただ単にリストになってるだけなんだよね。
ああ、どうしよっかなー。
30歳になって思うこと。それは体臭がやばいということ。嫌煙、禁酒、草食、献立は魚と野菜を中心・・・なのに体臭きつい。
朝、ドライヤーで髪に熱風をあてたときに感じる、この不快なにおい!特に首筋に熱風をあてたときに強く感じる、この生ゴミのようなにおい!くさい!くさいくさいくさい!俺、こんなにくさかったの?って思うくらいくさい!
寝起きもやばい。寝起きに自分の体臭が染み込んでいると思われる寝巻きを嗅いでみる。くせえ!台所で生ゴミが蓄積されているような、生ゴミをゴミ収集日に出すときの前日みたいなにおいがする!くさい!
さっき夜食にチャーハン食った。チャーハンのにおいと一緒に、いつものゴミくさいにおいが鼻の中を漂う。一瞬にして不快になる。くさい!気持ち悪い!一瞬だけ強くにおって、その後すぐに消えるから性質悪い。具体的に言うと、繁華街にある中華料理屋の裏路地を通ったときのような、生臭いにおいが俺の体臭です。大阪のひしめく飲食店街の裏手に回ったときのような、あの何とも言えないにおいが、俺の体臭です。俺は妖怪・生ゴミ臭です。
俺こんなに体臭きつかったっけ・・・。若い頃も体臭は感じていたけど、少なくともこんなに不快じゃなかったぞ・・・。これが、噂の加齢臭ってやつか。世の男どもがこんなにおいを自覚したら、そりゃあこのにおいを消したいと思って「体内から薔薇の香りがするサプリメント」とか買っちゃうわけだわ・・・。男性用のファッション誌でも、体臭やにおいを消すための香水とかが特集されて人気を呼ぶわけだわ。Axe吹きまくるわけだわ。Axeもかなりくせえけどな。隣にAxe吹いてるやつ来るとゲロ吐きそうになるが、俺のにおいは更に相手を気持ち悪くさせていたのか。まじ凹む。
とりあえず、洗濯洗剤を香りの強いものに変えてみた。柔軟剤もにおいの良さそうなものにしてみよう。部屋のにおいも、消臭元買って浄化させよう。amazonでプラウドメン買おう・・・。
毎年、このにおいが強くなっていくのかな・・・絶望、絶望、絶望。
※12:06 加筆
「妖怪・生ゴミ臭」こと、最臭兵器・生 ゴミ男(30)です。こんにちは。妖怪から兵器にビルドアップしてみました。トラバとかブクマコメいろいろありがとう。
加齢臭は耳の後ろから首筋に掛けてのラインから発せられるらしいよ。
なるほど、耳後ろから首筋にかけて念入りに洗えってことか。ちょっと意識して洗ってみる。
布団のニオイってのもあるかもしれん。布団とかじゅうたんとか、毎日ファブってみる。
あと考えられるのは、生ゴミっぽいところから台所回りの清掃だな。ひょっとしたら、ここから漂っているにおいと混同しているのかもしれん。排水溝とか三角コーナーとか掃除して除菌防臭系のものを試してみる。ワンルームだし、においが充満して抜け出ていないのかも。部屋の窓開けてもあんまり換気良くないから、消臭スプレーも試してみる。
自分は大学1年生の頃、ひきこもり気味でろくに大学にも行かずに、まさに無駄に大学生活を送っていました。
そんな自分ですが、大学1年の成績表を手にしたとき、これではダメだと心の底から思い、残りの3年試行錯誤を重ねました。結果、我ながら有意義な大学生活を送ることが出来ました。
そこで、これから大学生になる、あるいは今まさに大学生のために自分的に効果のあった生活術を書こうと思います。
社会人や普通の大学生から見たら物凄く当たり前のことかもしれないですし、あくまで自分が効果があったなと思ってるものを書くだけで当然誰にも効果があったりするわけではないですが、参考にしていただければ幸いです。
とにかく時間を持て余し、深夜の番組を見たり、ゲーム、ネットをついつい夜遅くまでやってしまい生活リズム崩壊なんてよくあること。「最近寝るのが??」と遅くまで起きて遅刻してくることを自慢する輩までいたりするのが大学。
「なんで起きる時間じゃないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし自分は、起きる時間を決めているだけでは、例えば『今3時だけだけど、7時までに4時間寝れるお!4時間寝れば大丈夫だお!』と考えてしまいがちでした。
仕事がある社会人なら義務感からそれでも起きられるでしょう。しかし、「講義?どうでもいい」と心の中で思っているところのあった自分は時間通りに起きることは無理でした。
そこで、寝る時間を守るということを試しました。
生活リズムが狂いまくっていたということもあり最初は中々寝付くことができなかったのですが、何日か続けていると自然と時間に寝れるようになりました。
そして、寝る時間が定まってくると起きる時間も自然と決まってきました。
また、寝る時間を決めていると、1日の行動が逆算しやすくなります。『23時には寝ることになっているから、○○時には課題に取り掛かろう』と時間を有効に利用することが出来るようにもなりました。
アルバイトはしていたものの本や飲み会の出費が嵩むので、お金を節約するために始めました。
しかし、金銭的に効率良く献立を立てて買い物をするためには先1週間の生活(1週間に1度買い物に行っていたから)を把握することが必須となり、自然と先の予定を気にするようになりました。
当時、1週間の予定と言えば必ず週何度かあるアルバイトくらいでスケジュール管理もいい加減だった自分には、これが大きな副産物でした。
大き目の手帳に献立を書いていたのですが、それに予定も書き込むようになり、就活以前に、自然と手帳の使い方(手帳癖)を身につけることが出来るようにもなりました。
また、「家事こそ脳トレ」と書いてる本がありましたが、自炊は家事の中でも特に頭を使うので脳トレにもいいと思います。
実際、ボーっとすることや1日ぐだぐだに過ごすなんて日が減った気がします。
1日あったこと、思ったことを何行でもいいから文章にするということをやっていました。
あまりたいしたことをしてないなあと思っても、見返してみると、意外と色んなことをやっていたり、色んなことを考えていたりするものです。
日記を残すことによって、1週間後でも1ヵ月後でもいい、それを見返したとき良かった所や反省点などを見つめ直すことができます。自分自身のモチベーションを高めることにもつながります。
また、壁にぶつかったり問題が起きたとき、過去の日記を見てみると、解決するためのヒントが隠れてあることがありました。
就活で、慌てて「自分の大学生活の良かったところは??」などと考える必要がなかったのも日記の存在が大きかったと思います。
今はネットを通じて、好きなブロガーさんに会ったり、オフ会に参加したりすることが簡単に出来ます。
大学は、同じ偏差値、同じ年齢の人が集まるため、考え方や視野が狭くなりがちだと思います。
たとえば、mixiでも2chでも、趣味系のオフ会に参加すると、高卒・フリーター・1流企業の社員さん・クリエイターetc普段接することがないような様々な人と話すことができます。
このような機会を有効利用しない手はないと思います。
自分で会社を興したり、複数のアルバイトを掛け持ちすることで色んな人に会う機会があるんだぜ!って人もいるのでしょうが、自分にはそんなバイタリティはなかったので、ネットで人と多く会うようにしました。
今でもそう思ってる人に言いたいが本人の裁量だけで自由気ままに出来る一人暮らしの家事と、他人と一つ屋根の下で暮らす場合での家事は全くの別物だぞ。
"今日はだるいからコレは明日""収入は趣味や貯金に回したいから他は削ろう"なんて自分の都合だけでしてた事に他人の都合が入り込んでくるから一気にストレスが増えるぞ。
同居人の都合で突然仕事が発生したり、自分には必要の無い事もしなきゃならん時だってあるし、食事の献立にも毎日気を遣う事になる。かと言ってワンマンで通そうとすれば同居人との関係もこじれるからダメ。だから上手いこと交渉をすすめて…とまあとにかく気を遣うことが多いのだ。
日によってブレはあるけど常に協調性を問われると思っていい。気を遣うべき他人が居ない時の家事は家事であって家事でないんだよ。多分。
専業主婦(主夫)をニートとか言うほど家事をなめてる人は一度誰かとの共同生活か同棲をしてみろ。特に結婚前に同棲は絶対するべき。アカンと思ったら早々に切ればいいし、いい勉強になるから。
実際10年来の親友との共同生活でさえ今までに無い細かいケンカやストレスの日々で絶対気が合うと思って吟味した相手でも何度も刺してやろうかと思ったw
結論「母ちゃんは良く頑張ってました」って事だ。
「よなよな友達と遊び回り不規則な睡眠時間。
栄養の偏った食事。暴飲暴食。一気のみ。
自炊なんてせず、カップ麺とかお総菜(油モノ・肉モノばっかりのやつ)。
大抵は外食。」
というステレオタイプな「心は健康、体は不健康」像を挙げておくが、
こういう大学生が多数派かどうかは知らない。
簡単な料理くらいならする!ってやつも一定数いるだろうし、
そのことを語るのはおいておいて、閑話休題。
これはありがち。
今が楽しけりゃいいんだよぉ!
「酒が水だ!水分補給の手段は酒!」
「あそこのドラッグストアでいっつも買いだめしてる」
「閉店間際のスーパーだね、やっぱり。」
「やべえ昨日も徹マン」
「今週最高記録。週7飲みカラオケwww昼夜超逆転www」
これ最強。リア充が規則正しく生きたらこうなる。
女の子なら実現してる人は多そうな気も・・・
なんとなく、大学生で家族公認の彼氏がいて普通体系で特に悩みも抱えずそれなりに友達もいて、っていう。
これもなんとなくありがち。
心が不健康だから食事をつくる気力がなかったり、
友人がいない俺は寂しい日々を送っていた。
そんな俺だが、26時に寝て8時に起きる。
昼もしっかり。夜は食い過ぎず。食ってすぐ寝ず。
決まった時間に。間食はせず。
自転車で毎日2時間。15から25km/hで。
65あった体重は57に。
寝覚めは最高。体の切れもいい。快便快調。
晴れた日なんか死んでもいい。
晴れた日に川岸をいく。海をいく。カモメを聞く。波を見つめる。
風を切って走る。適度な火照り。きれいな道を颯爽と走り抜ける一台のロードレーサー。
仕事も事務的な会話のみ。
メールは11月に入って1件だ。
プライベートでの会話。店員のみ。「300円になります」。
体は元気はつらつ。
しかし精神はよどんでいる。
カップルを見ると死にたくなる。
ニヤニヤする。
献立を考える。
料理する。
楽しい。
仲間が欲しい。
小学生のころは、給食を残してよく昼休みまで居残りさせられたものだった。
どうしてもダメだったのが、血である。パック入りの血は毎日の献立に必ず組み込まれていて、何とも逃れようがなかった。
血を飲めずに俯く私を担任が呆れて見つめているうちに、昼休みは終わる。そんなことは頻繁にあって、おかげで私は昼休みに友達と遊んだ記憶が希薄である。
給食を残した児童を拘束するのは、まったく人権を無視した扱いだと思う。実際、現在の小学校ではそんなことはほとんど行われなくなったと聞く。
担任や両親はことあるごとに、血は体にいいだの、血を飲むと背が伸びるだのと言う。しかしどうも、あのドロッとした喉越しといい、鉄臭さといい、到底受け付けられるものではなかった。
飲んだあとに口の端でパリパリに乾いて固まるのも嫌だった。
クラスのほかの子供たちが抵抗なく、むしろ美味そうにストローに吸いついているのが不思議でならなかったものだ。
それが、血も案外悪くないなと思い始めたのは成人してからのことである。友人と旅行をしたおり、立ち寄った牧場で処女の搾りたてを振舞われた。
その時の衝撃は今でもはっきり記憶にある。
高原の清冽な空気の中で味わったそれは、ほのかな温もりと優しい喉越し、豊かな香りと甘み。濃厚な旨みと、決してくどく感じない鉄分。鮮やかな生命の味がした。
血とはこれほど美味いものだったのかと、胸が熱くなった。それまで飲んでいたのは血ではなかったのだとしか思えなかった。
もし給食の血がこんなに美味かったなら、その後の人生も今とは全く違ったものになっていたのではないか。そんな気さえした。
「俺もこの味に感動してこの仕事始めたクチでね。そう言ってくれると嬉しいよ」
彼の話では、給食や店頭で一般的な血は、凝固抑止剤や安定剤、乳化剤のせいで味や香りが随分犠牲になっているという。また、搾りたてと違って冷蔵されているため温度が低い。本来、血は搾りたて無調整でまだ温かいところを飲むのが一番であって、大量流通には向いていないのだ、と。
血は、ストレスを与えるだけ味が落ちる。だから彼の牧場では、なるべく処女を優しく扱う。そうしてのびのび育て、血を搾る時には眠らせて、その間に行う。リラックスした処女からは、私が飲んだような極上の血が採れるのだそうだ。私はその瞬間を思い浮かべてみて、その美しさ、荘厳さに思わず天を仰いだ。告白しよう、同時に股間の一物も天を仰いでいたことを。
飲む人に優しいのではなく、血を流してくれる処女に優しい、そんな信念のあるこの牧場に対し大いに尊敬の念を抱いたものであった。
私が処女の生き血を求めて夜をさまようようになったのはそれからである。以来、背も伸びて体調もすこぶるいい。大げさではなく、人生観そのものが変わった。
まるでおとぎ話の姫君のように静かな眠りにつく、清らかな乙女の首筋から鮮血を口にするとき、私はそこにこの世の神秘、そして神の姿を見ずにはいられない。
ただ、生活が夜型になったお蔭で、日光にはすっかり弱くなったのは少し困りものである。サングラスが手放せなくなった。
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のちのタモリである。
第二回ファック文芸部杯参加作品
当日は午前中からの野暮用で集合時間には間に合いそうもなく、参加表明をしておいた方が良いような気もしたが、どうなるか分からなかったのでそのままにしていた。前回だって全くその場の思いつきだったんだ、今回も行き当たりばったりで行こう。二度目の増田オフ、ということは俺史上二度目のオフ会参加。
結局現地に着いたのは集合時間より1時間も後。一応該当の場所を見に行ったが、休日の人混みの中にそれらしき一団を見つけることはできず、まあ当たり前か、このクソ暑いのにじっと立って待ってるなんて有り得ないよな、と納得して地下鉄で一旦帰宅した。
着替えて、洗濯物干して、ひとっ風呂浴びて、はてな匿名ダイアリーの画面を開く。この前みたいに夕方合流すればいいか、と思いながら幹事にメールしたり匿名ダイアリーにどこにいるのか尋ねる投稿をしてみたりしていると、どうやら比叡山に向かっているらしい。
比叡山か。夕暮れの比叡山は何かと思い入れのある情景なので久々に行ってみたいし、夕方までにやっつけるつもりだった作業をするにはもう中途半端な時間になっていたので「今から向かいます」と返信して出発。日没までには何とか山頂に着けるだろう。今回も後先全く考えずに動いているが、細かいことは後から考えればいい。
地下鉄、叡山電車と乗り継いで、ケーブルカー。ここまでの間に今にも泣き出しそうな空模様になっていたが、通り雨はすぐに上がった。日曜の夕方、人影も疎らな八瀬駅で、勾配に合わせてあらかじめ傾いだ形の車両の一番前に乗り込む。おっさんになっても、こういう乗り物には何となくわくわくしてしまうのが自分で可笑しい。大正時代に造られたという軌道と回る滑車に導かれるケーブルを眺めながら、もう一度連絡しておこうとして気付く。俺の携帯、ここだと圏外だ。
まあいいや、仕方がない。ケーブルカーからロープウェーに乗り換え、山頂へ。もうじき日も暮れようとしている時間、売店もシャッターを下ろし、閑散とした展望台から京都市街を見下ろす。谷間に溜まった霧のような雲が風に乗って吹き過ぎていく。まだジメジメと蒸し暑い市街地からすればかなり涼しくて快適だ。しばらく風と霧に吹かれながらポツポツと灯りの点り始めた街をぼーっと眺める。あー、なんかいいなー。
気が付いたらもう五時半を回っていた。そうだオフ会だよオフ会。でもケータイ通じないから連絡取りようもないし、さっきの雨でみんなもう下に降りてるかも知れない。確か19時くらいに四条で云々って書いてあったから、とりあえず降りてみるか。再びロープウェーとケーブルカーを乗り継いで下界へ。合流できるかなあ。できればいいなあ。
じっとりと暑い夏の名残に少々うんざりしながら、出町柳の駅で通じるようになった携帯で連絡を取ってみると、みんなまだ山頂にいるらしい。構内のロッテリア――ロッテリアに入るのって、何年ぶりだろう――でコーヒー飲みながら少し待つと「出町柳に着きました」と連絡が。
同じように人捜し顔でキョロキョロしている人を探せば良いんだな、でも駅の出口ってそういう人多いよな、と思いつつ改札を出た所でウロウロ。程なくそれらしい人を発見したので、
「あー、あのー」
「あー、ああ、どうもどうも」
増田さん、と呼びかければもっと分かりやすいのだろうが、一度は同席して数時間話をしたこともある人に、殊更に匿名であることを強調するような呼びかけをするのも違和感がある。でも名前を知らないので、久々の同窓会でお互いの認識はしたけど名前が思い出せない人同士のような、曖昧な挨拶で合流。
前回に引き続いて今回も幹事のKさんと、こちらも前回から参加していたSさん。そして、あれ、二人だけ? 聞けば京都駅の集合場所には他に誰も現れず、二人でお茶してから比叡山に登っていたらしい。それって、まあいいや。
取り敢えず京阪電車に乗って河原町四条に移動。構内の駅周辺地図の前で、多少場所が分かりにくくても良さ気な処にするか、これ以降合流するする人のために分かりやすい場所にするかでしばらく逡巡。分かりやすさを優先して木屋町通四条上ルのイマージアムビルの中の店に決定。
あー、この店か。確か大学の後輩の結婚式披露宴の三次会で来たなあ。それ以外にも2回くらい来たことがあるような気がする。落とし気味の照明とテーブルのキャンドル、青を基調にした内装。大声で騒ぐような雰囲気ではないが、客は同じようにグループ客が多い。日曜の夜なのでそんなに混んでもいない。
席に着くと、他の二人は携帯を取り出して何やら作業を始める。幹事は店の場所の告知を匿名ダイアリーに、もう一人は後から合流する人にメールで連絡を。そうか、前回はこんな風に書き込まれた記事を見て、俺が飛び入りで参加したんだ。今回も誰かがふと記事を見つけて、ふらっと現れたりすると楽しいんだが。
ガッツリ食うのはもう少し人数揃ってからということにして、幹事のKさんの提案でワインのボトルを頼む。俺がワインを飲み慣れてないので、飲みやすそうな白のフルーティーだと書いてある奴を勝手に選んで注文。それにチーズの盛り合わせとかサラダとか。何に乾杯なのかよく分からないまま、何となくグラスを合わせて乾杯。
前回のオフ会で交わされた話から予想した通り、Sさんの携帯端末は最新機種に変わっていて、機種変するかどうかをぬるく悩み続けている俺は手馴染みの具合や画面表示の精細さを試させてもらったり。Kさんが「Sさんの頭の中はゲームと携帯と女子のことでできてるんですよ!、しかも1年に1回は端末乗り換えるって聞いて、それは凄いって言うと『いや、1キャリアあたりにすれば2年に1回くらいだから』って、やっぱり変でしょ!」と笑う。この二人、比叡山ガーデンミュージアムのお花畑の中でどんな話してたんだ。
やがて、前回も参加していて合流するはずのDさんから、地下鉄の烏丸四条に降り立ったところという連絡がSさんの携帯に入った。土地勘が無いだろうから、とにかく東に向かって歩いて四条大橋を渡る手前でそこら辺の人に聞くように、と指示しようとするがすぐに「電車に乗りました」という返事が。前回の帰り際に、電車賃が無いと言ってその場でカンパを募るという大技を披露した奴としては、むしろその電車賃を惜しむ必要があるのではないか、地下鉄一駅分なのに何というヘタレ、などと話をしたことはあるが未だ名も知らぬ若者を悪し様に言いつつ、カマンベールをつつく。
そうしているとDさんではない初めて見る顔が登場。「増田さんですよね」「はいはい、私たち増田です」幹事に連絡が入っていた新しい人だ。以後Nさんとする。若い。学生さんらしい。えーまた理系。いや、俺理系な人も話も意味分かんなくて好きだからいいんだけど、関西のはてな界隈、というか増田界隈は理系率が高いのだろうか。俺も宇宙物理学専攻だし。嘘です。
程なく店員に導かれてDさん登場、と思ったら何だか妙な感じで店員と話している。もしかして我々を認識してない? と思っておーいと手を振るとようやく分かった様子。後から聞くと「すっかり顔を忘れてたのと、増田って言って案内されたテーブルがあまりにもコミュな雰囲気で、こんな人たちが増田な訳がないと思って店員に『この人たちは違います』って言ってました」とか。そんな全力で否定されても。
計5名。幹事が把握している合流予定は以上。匿名ダイアリーにこの店の案内を書き込んでもらって、後2つ空いている席が埋まるのを期待しつつ、パスタなど食事っぽい献立を注文。適当に取り分けながら、前回と同じく自己紹介もお互い名前を呼び合うこともなく、取り留めのない話を続ける。
でもやっぱり前回とは随分違うのだ。Kさんの知り合いのやたらと男にモテて困っている男の人の話とか、Kさんも昔からモテてバレンタインデーとか大変だったとか、いやSさんはもっとモテだ、だいたいSさんの「パンツ見えてるぞ、と注意してやった女子からクリスマスは暇ですと言われてそのままゲットしたという話は何度聞いても意味が分からない」という前回からの引き続きネタとか、そして太一郎ラヴ事件とか。
どれも、もう名前も得体も知れない人の話ではない。いや、名前も得体も知れない人なんだけど、顔も声も笑い声もツッコミどころも、ほんの少しだけど知ってる人にまつわる話なのだ。利害関係はない、持ちようがない。だけどもう人間関係はある。共通の話題が成立する程度には。個体認識をしてしまっている以上、匿名ではあっても、所謂増田さんではないよなあ。この中の誰かがほんとに増田さんって名前だったら面白いなあ。俺、酔っぱらってきたなあ。
太一郎に起きたラヴアフェアの黒幕はやはりあなたではないのか、という追求を「ほんとに違うから!」とあくまで否定する幹事のKさん。何という内輪話。太一郎とは誰か、ラヴ事件とは何か、分かっていないとさっぱりついて行けない話だ。俺もラヴ事件についてはその場でSさんの端末から該当するはてな匿名ダイアリーの投稿を見せてもらって、初めて知ったことだ。
そして俺は太一郎とは会ったこともない。なのに「太一郎」と呼び捨てなくらい抽象的な存在。匿名の投稿の集積でできた場をネタに語る匿名な存在の中の一人が気に入っている匿名の存在に付与された、いやどうやら自ら名付けたらしいいじられ用の記号?。なんだそりゃ。酔いがまわって考えはまとまらず、テンションだけは上がってる。俺酒激弱なんすけど。
誰かが唯一の新参であるNさんに「30代が不毛な話ばっかりしててゴメンね」と謝っている。でも、5人中2名は20代前半なんだから、いいんじゃないか。何がいいんだ? 俺が「いいじゃん、楽しいよ不毛な30代は。早くこっちにおいでよ」みたいなことを言って混ぜっ返してたような記憶があるが定かじゃない。へえ、グラスさんて対面で会うと無口なんだ。いおりんの言語センスはマジで神懸かってるなあ。今頃ブラック太一郎があの人とあの人の名前を消しながら嗤ってるよ。プリンスCは俺とのケビン・ベーコン数が2か3くらいなんだよ、多分。世界は広くて狭いよね……。
突然Sさんが「もう帰らないと電車が……」と言い出した。NさんとDさんも時間らしい。え、さっき来たとこじゃないか。そんな時間なのか。はぁ? もう23時!? 早っ!
勘定してもらって、精算して、電車で帰る組の3人とはここでお別れ。その後今日のネタの反芻などをしてから、しばらくして幹事のKさんと俺が店を出ると強烈な雨。タクシーで帰宅。みんなどこへ帰るんだろう。だいたいどの方向、というのは話の中で何となく分かっていても、どこに住んでいるのかは知らない。ゲラゲラ笑って話してた人たちが、良く知らない人たちに戻っていく。チャットで話したりもしてるけど、それとはやっぱり違うよなあ。
さよなら増田さんたち。酔っぱらってたせいもあるかも知れないけど、あんなに時間が早かったのは楽しかったせいだと思うよ。少なくとも、俺はね。また、いつか。
俺はつけてみそかけてみそより献立いろいろみそのが好き
自校式は校内に設備があってそこでおばちゃん達が作ってる。基本的にマシ。
給食センター式はそこで複数の学校分まとめて工場みたいなところで作って、3時間目と4時間目の間くらいに配達される。
たまによその小学校の給食が配達されてしまって、今日は献立表と違う、なんてイベントが起きたりする。
自校式にせよ給食センター式にせよ、パン・ご飯だけはよそで作った物が配達されてくる。
ご飯は金属の缶に入ってて、基本的に生ぬるくなった給食センターのオカズに比べてずっと温かくてうまい。
世間的には不評な金属の缶だが、当時はメラミンのワンプレートで犬食いしてたから、
あの缶がすごくマシな入れ物に見えた。金臭いのが欠点だけどな。
米はササニシキ100%という触れ込みで、確か米どころなんだから、子供たちに美味い米を食わせるべきだ、っていう方針だったはずだ。
回数も週に1??2回くらいは米だったはずだ。
パンはマズい。(友達の学校は、近所のパン工場から配達されたから美味かったという意見もある)
量が少ないと話題になってる小学校は、自校式の学校みたいだから、全部の仙台の子供があれを食べるわけではなく、
仙台オワタ! とは一概に言いにくいだろう。
だが、自校式と給食センター式の両方を経験した身からすると、
自校式>>>>>>>>>>>>>給食センターなのは確実で、ひょっとしたらもっと劣悪な物を食べてる子もいるのかもしれない。
いずれにせよ親はとにかく金払え。
http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/800_71b2.html
飯炊き女の給料なんて安いに決まっているという差別意識が透けてみえる。
想像してみて欲しい。
あなたは、市町村全体の給食に関する最終的な執行責任をもつ管理栄養士だ。この学区の児童全員が無事健康に育つように、献立を組み立てなければならない。栄養面での配慮もさることながら、児童の好みも考慮にいれなければいけないし、献立のうちの一品を変更するだけで数百万円単位で予算が変わってくる。しかも、食材は安価で品質の高いものが大量に仕入れられるようなものに限定されるし、限られた時間のなかで大量に調理をしなくてはならないので、調理方法だって限定される。
こうした条件のもとで、献立を考えるという作業にどれだけの専門知識が動員されるのだろうか。もちろん、これは業務のごくごく一部にすぎない。こうした高度に専門的な知識を必要とする職業の報酬は、どのくらいが適正なものだろうか。児童の健康な生活にはいくらくらいの投資をすべきなのだろうか。
それを想像したうえで、800万円は安いのだろうか、高いのだろうか。
気持ち悪いことを自認しているからはてダやmixiでは書かないけど、書きたい、言いたいという欲求にのみ支えられた超個人的で支離滅裂な自意識がぐるぐる渦巻いてるような滅茶苦茶な文章が読みたい。今日の献立でも良い。
匿名ダイアリーなら、そういうのも書かれるかと思ったけど全然書かれない。というか匿名掲示板のように取り扱われて、ダイアリーはあんまり無い。ていうか、普通に書いたら気持ち悪い文章にはならない、お前だけですよ、っていうのは却下したい。俺がかわいそうだ。
2ちゃんでは、ある板の住人はすべて同じ性格を持った人間であるように振舞うのが是という風潮があったりなかったりするけど、それはきっとその方が進行がスムーズだからそうしているのであって、増田には進行すべき方向は時間軸以外無いし、せっかく匿名ダイアリーなのだから、言葉なんか正さないで誰も理解しなくて良いみたいな全然知らないやつの自意識は気持ち悪いなーという様を見たい。
だから増田では滅茶苦茶なことを書いても良い、もっと混沌としてたら良い、って雰囲気が出来たらいいと思った。思ったなら自分で率先して気持ち悪日記を書けばいいじゃないか猫野郎、と仰られるのも分かります、分かりますけど、それをやらないのは、今の増田の雰囲気を壊すなって誰か怒るかと思ったから、ってそんなやついるのか、ってわかんないけど、うそだけど、でも本当は頑張ってきもいこと書いたのにきもいきもいって殊更言われるのも嫌だと思った、だから、気持ち悪い文章に対しては強烈なスルー力を発揮していただきたいと言うのは、しかし言い訳がましい、そういう空気をつくれよって、ってまた空気、空気空気、はいはい空気、空気嫁こえー。
寝る。