はてなキーワード: 日経パソコンとは
派遣先で仕事してるけど、金曜の終業間際に自社の上司から電話がかかってきた。
自分のパソコンがつけっぱなしだけど今日は用事で消しに帰れないから、お前が寄って電源落としてこいって指示。
電気代なんか土日、つけっぱなしでも大したことねーだろって思うわ。
以前も、自社で作業してるときにPCを落とさないでスリープで帰ってたらそれがバレて、妙に感情的に怒られたし。
スリープの電気代なんか10円程度だし、文句あるなら払ってやってもいいよって感じだけど。
オレはモニターの電源も落とさないけど、細かい人はいちいち落としてるな。
そんなこと気にしてるなら、誰も読んでない日経パソコンの購読をやめるとか、書類の電子化を進めて紙代節約するとかすればいいのに。
下記記事の件なのだが、ブクマもされているようなので言及したい。
日経パソコンPCOnline Excelの謎「パスワードの解読は簡単?(第19回)」
エクセルには、ファイルに「パスワード」を設定し、保護する機能がある。(略)ところが、こうしたパスワードを“解読”し、無効にしてしまうツールがインターネット上で流通しているらしい。(略)これは問題ではないだろうか?
素人ではないのだから少しは調べて書いてはもらえないだろうか。私も以前心配だったので調べたのでおや?と気が付くのだが、セキュリティの話題だからと配慮したつもりでも半端で変な誤解がされてしまう記事だと思う。
確かに解読ツールはある。が、著者の“見つけた”ソフトは10年前からある総当りと辞書攻撃の別段目新しくないパスワードクラッカーだ。
二桁分のパスワードだけを解読できる「試用版」をダウンロードして試してみた。仮に「21」とパスワードを設定したファイルで実行したところ、「パスワードは『21』です」と見破られてしまった
サンプルで2桁のパスワードが破られた!!って冗談かと。桁が強度なんだからこんなの総当りでもすぐに解けるに決まってる。だからこのソフトにはブルートフォースアタックで7桁という制限があるのだ(それ以上は有意義な時間内に終わらないから)。
つまり英数記号大文字小文字をランダムに8文字以上(できれば15文字)のパスワードを掛けていればこのパスワードクラッカーは脅威とはならないということである。
わざと触れないようにしてるのかもしれないが本当に問題になるのは上のクラックソフトのページでもチラッと"Online Mode"として誘導されているここ(日本語版)だ
Decryptumはオンライン上で初の、短時間の Word、Excel パスワード解除サービスです。 パスワードの長さに関わらず、3 分以内でパスワードを解読できます。
パスワードを解読、と書いてあるが実際にはパスワードを無効にして書類の内容を取り出すサービスである。ファイルごとに3000円ほどかかり、原理的にパスワードは取り出せないものらしい。
Officeでの標準的な暗号化は"Office97/2000互換"暗号と言われるもので40bitと強度が低い。これを膨大な計算済みデータを組み合わせてブルートフォースでない解読方法を組み合わせて解読できるようにしたオンラインサービスがこのDecryptumである。技術的な詳細は(Decryptumについて:製品技術情報)に書いてある。
テストで完全にランダムな上限15文字のパスワードをかけた時刻表状(つまりデータの詰まった)ファイルを解読させたが3分もしないで解読してきた。(※当然だが私自身はこのサービスの内容について何も保証しない)
パスクラッカーのソフトの話題に続けて元記事ではOSのセキュリティソリューションがどうとか意味の分からないことを書いているのだが、問題は明らかに"decryptum"で容易に解読できるレガシーの"Office97/2000互換"暗号化である。OfficeXPからはより強力な暗号化を選択できるようになっており(Microsoft Office XP 暗号化に関する一般情報)、上記サービスにも説明があるように
しかし、慌てることはありません。Microsoft Office "XP" や "2003" のバージョンでは、文書保護のため、オプションとして暗号化のプロバイダが設定されています。これによって、ユーザーは暗号化のタイプや鍵のサイズを、希望するセキュリティの信頼度に合わせて選ぶことができます。例えば、128 ビットの暗号鍵を選べば、現在の計算リソースの能力を考えても、ファイルを解読するのは実際不可能になります。
なのだ。
Officeのデフォルトで"Office97/2000互換"が選択され、そして反Microsoft論者の都合の悪いことに「OpenOffice.orgは"Office97/2000互換"暗号化しかサポートしていない」という現実が運用上で問題なのである。
OfficeXP以降で流通して問題なく、しかるべき暗号化を選択していたらあからさまな脅威はないと思う。
それでも都合でOffice97やOOoとやり取りせざるを得ないなら十分なパスワード長の暗号化zipで固めてやり取りすればよいはずだ。
完全に乗り遅れましたが、少し前にひろゆき氏の「RSSリーダーを情報収集に使う理由がやっぱりわからない。」についての議論が盛り上がっていました。で、議論の流れを、軽く流し読みしてみて思ったのですが、なんだか、(RSSリーダーをそれほど使い込んでいない)自分が基本だと思っていたことが書かれていないな、というのが私の感想でした。ので、その辺について少し書きます。
まず、議論の一連の流れについては、下のURLを参考にしました。
(はてブのコメント欄のページは、その議論に対するまとめサイト的に使えるので便利ですね・・・)
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.asks.jp/users/hiro/28353.html
それで、本論に入りますが、上の議論で抜け落ちている点を書きますと、「(特にIT)マスコミの記事を考慮に入れていない」のですね。と、書いても、ピンと来ない方もおられるかも知れませんが、実際使ってみれば分かることなので、試しに、はてなRSSで、各ITマスコミの記事を購読されてみてはいかがでしょうか?
私の場合、例えば、以下のITマスコミの記事を購読しています。
■Tech-On! モバイル
http://techon.nikkeibp.co.jp/mobile/
http://techon.nikkeibp.co.jp/d-ce/
■マイコミジャーナル
■@IT
http://www.itmedia.co.jp/news/fortop/
■ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/index.html
■日経パソコン オンライン
http://pc.nikkeibp.co.jp/pc/index.html
http://internet.watch.impress.co.jp/
http://pc.watch.impress.co.jp/
■Open Tech Press
私の場合、一週間に一度チェックしていますが、上記の記事を全部あわせると、一週間で、約1500エントリくらいたまります。ですので、現実的な話として、RSSリーダーなしには、ITマスコミ情報を網羅し、高速にチェックすることは難しいと思います(大体、ITマスコミのサイトはページあたりの情報量が多すぎて、頭が痛くなってきますし)。
個人的に思うのは、RSSリーダーのそもそもの思想が、IT技術者の(というか、ギークが自分の)ニーズに合わせて作ってあるので、IT技術者が便利なように作ってある訳ですね。だから、最新技術の動向を追いかけるという面において、RSSリーダーは非常に相性がいい作りになっていると思います。
少なくとも、新聞のザッと読みみたいな感じで、業界全体の動向を見渡す、という面では使える技術だと思います。はてなブックマークの人気記事だけ見ても、業界全体の動向は分からないですし、ブックマークされていない記事でも自分が興味の引かれる記事は必ずあります。
まあ、アルファブックマーカーというのは、間違いなくRSSリーダーを使っているでしょうし、今さら言うべきことではないのかも知れませんが、どうも、似非技術者の端くれとしては、上の議論にこういった使い方が紹介されていないのは、違和感を感じます。