はてなキーワード: 奈良県産とは
− 翌日 −
士郎「これが本物の奈良県産富有柿の種です。今日はそのまま何もつけずに生のまま召し上がってください。」
ガリィっ!
ゆう子「まあ、硬い!ジャッギリドンとした歯ごたえがたまらないわ。これと比べると、昨日食べた柿の種はまるでお煎餅みたいにパリパリしていて物足りない歯ごたえ。」
士郎「この柿の種は生きている。なにしろ、これを土に植えれば柿の木が生えてくるほどの生命力があるからな。昔は柿の種を食べれば必ず腹を下すなんて言われていたものだ。」
士郎「その前に、この柿を見てくれ。」(輪切りにした庄内柿の断面を見せる)
ゆう子「まあ、この柿、種が無いわ!」
士郎「そう、種無し柿だ。食べやすさを考えると種は邪魔になる。だから、品種改良で種無し柿が作られて普及した。今では種無し柿の方が主流になっていると言ってもいい。」
ゆう子「まあ!」
士郎「その結果、本物の柿の種が激減してしまった。そして、代用品としてもち米を使った模造品が『柿の種』として流通するようになってしまったんだ。」
ゆう子「まあ、柿の種ともち米とではぜんぜん違うものなのに!」
士郎「もち米を焼いた特有のクリスピー感と甘辛い醤油味が人気になって、今や『柿の種』と言えば偽物の方を思い浮かべる輩も少なくない。まったく、嘆かわしい話だぜ。」
ガリィっ!
万太郎「なんちゅう…なんちゅうもんを食わせてくれたんや。これに比べると昨日の柿の種はカスや!」
− さらに翌日 −
3人は腹を下してうんこを漏らした。