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2012-05-16

廃屋空き家を使った「無人(古)本屋」って、出来ないか

 田舎廃屋とか、多摩ニュータウンとかの空き家に、

 「コンセプトに沿ってセレクトされた本」を収納しておく。

 店舗利用者は前もって「会員登録」し、会員情報

 SUICAなどの電子マネーに書き込まれる。

 で、利用者は無人本屋のドアを電子マネーで開錠し、利用者は蔵書を探索する。

 (普段は電気も通っていないが、開錠した段階で電気が点いてICタグなども作動)

 思い通りの本を見つけたら、セルフ決済を行って、無人本屋を出る。

 万一、「本を万引き」しようにも、ICタグを付けておくので、

 無人本屋を出る時点で警報が作動する。

 (最新の図書館とかにある警報装置と同じ)

 というか、デポジット制にしておいて、

 「入店時に10,000円を差引いて、

  1,000円の本を持ち出した場合は、差額9,000円を電子マネーに入金する、

  何も買わない(=何も持ち出さない)場合は、10,000円を返金する」

 とすれば、そもそもセルフ決済も不要だし、万引き懸念もない。

 「多摩ニュータウン空き家鉄道本の古本屋

  千葉ニュータウン空き家落語本の古本屋

  鳩山ニュータウン空き家プロレス本の古本屋・・・

 てな感じで、マニアはそういう空き家に行って、

 「実際の中身を吟味しながら古本が買える」ようになる。

 (実際の中身を吟味できる点が、アマゾンとの違い)

 

 或いは、会員制、ないし入場料制にしてもいい。

 「1日中鉄道本を読みふけって、結果買わなかったら、入場料の500円だけ取られる、

  買い物したなら本の代金も取られる」という感じ。

 でもこれって、著作権法抵触

 (民間が有料の貸し本業に参入できないのと同じ理屈

 以前なら、

 「多摩ニュータウンの片隅にあるような本屋に行こうにも、そもそも道に迷う」

 というのがあったが、幸いなことにナビシステムが発達してきたから、

 その点の懸念も払拭される。

 以上は「本」で例示したが、ほかにも「コレクターグッズ」とか「フィギュア」とか

 「同人誌」とか「前衛芸術品」とかでも、このような無人店舗が成り立つかもしれない。

 要は、電子マネーを使った入退店管理ICタグを使った決済を応用すれば、

 無人店舗が開ける、ということ。

 そして、

 「お目当て品を買いに行くのなら、交通費も厭わない」というマニア心理があれば、

 神保町のような店舗集積がなくても、マニアの方が無人店舗に行くんじゃないか、という仮説。

 この案のキッカケは、江頭2:50が、

 「いわき市に救援物資届けたついでに、福島第一に潜入試みた」というルポ本を著し、

 その本を「いわき市本屋でのみ販売」としたこと。

 それを見て「いわき市まで買いに行きたい」というはてブコメントが多数あったため、

 「ならば、ブックツーリズムが成立する余地があるんじゃないか」と直感した次第。

 境港市水木しげる出身地)ならオバケ妖怪に関する古本漫画同人誌を集積して無人店舗展開すればいいし、

 新潟市水島新司出身地)なら野球に関する古本漫画同人誌を集積して無人店舗展開すればいいし、

 北九州市松本零士出身地)ならSF漫画古本同人誌を集積して無人店舗展開する、

 そうすれば立派なブックツーリズムだ。

 ・・・でもやっぱり、様々ジャンル古本屋が集積する神保町の方が、魅力かなあ・・・

 
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