2024-11-15

Q.イラスト生成AI対策と謳う加工は効果ありますか? A.ほぼ無いです

有名なものではGlazeもNightshadeなどがイラスト生成AI対策として界隈で持て囃されていますが、本来GlazeやNightshadeはAIによる画像認識を阻害するシステムでありイラスト生成AI対策ではないため、イラスト生成AI対策を求めるユーザ要望へ答えられない可能性が高いです。


イラスト生成AIは端的に言うとプロンプトで指定された特徴量を合成してイラスト生成をし、それら特徴量の学習は確かに画像認識によって行われますが、GlazeやNightshadeなどはその仕組み上としてノイズ除去や画像縮小などの画像加工へ非常に弱いので、特定イラストの特徴量を学習する前にノイズ除去や画像縮小などの画像加工を行えば問題なく特徴量の学習を実行できます


ノイズ除去や画像縮小によって本来ピクセル情報が失われれば正しい学習が出来ないのではないか?」と思うかも知れませんが、この疑問へ対し逆質問をするのであれば「正しいイラストとはどういうものでしょうか?」という話になります


何が正しいか絵師一人一人に答えがあり、絵師Aには正しくも絵師Bには誤りであるように、AIによって生成されたイラストは正しくもあり誤りでもあるのです。AI生成イラストの初期では「手指が変だ」「瞳の塗りがおかしい」と寸評している人が多く居ましたが、これは単に評価から見て誤りであるだけなんですね。


ウォーターマークならば効果があるはず」と考える人も居るかも知れませんが、特定の特徴量を生成できるのであれば、生成した特徴量を反転適用することでウォーターマークなども除去が可能で、もしも除去した部分へ不足するピクセル情報があるのならば、違和感の少ない特徴を用いてピクセル補完を実行可能です。


GlazeやNightshadeが容易に対策可能で実際の効果プラセボ効果程度ならば、ウォーターマークイラスト生成AIを好みませんという意思表示くらいの意味しか無いですね。


最後に「あなたは何者なのか?」と思うでしょうから答えますが、私はイラスト生成AIに対する絵師よりも大きく影響を受けているプログラマーですね。より高度なコーディングAIが登場していく度にプログラマーは食えなくなります


でもプログラマーは生成AIを開発しちゃうんですよ。何故ならば絵師既存画材から生成されたデジタルブラシを便利な道具だと感じるように、絵師暗室へ入らなくても覆い焼き焼き込み合成をレイヤーとして便利な道具として扱っているように、プログラマーはコーディングAIを便利な道具って感じちゃうんですよね。


今のところイラスト生成AI画材匂いや肌触り、厚みなどなどマテリアルな部分を生成できないので、本当にイラスト生成AIをしたいならばインターネットから切断してパソコンスマホタブレットを破棄して画材を大量に購入しアナログ絵描きになれば良いのです。それが今の最適解。

  • 面倒がってウォータマークと呼ばれているものにも「レイヤー暗」やら「トーンレイヤー(サイズいろいろ)」などいろいろあるのでこれから学習セットをつくる人にはバンバンへんな...

    • 情報が欠けてる部分はピクセル補完されるからレイヤーモードの違いは別にどうでも良いんだぞ イラスト生成AIはレイヤーモードを見てるんじゃなくてピクセルを見てる

      • しってるけど背景の植え込みすら補完できてないし指いつまで6本かいてんの 足は2本でいいやで

        • 手直しすらできないマヌケ

          • 手直しでつじつまあわせに苦労するくらいなら最初から人体書くわアホAIマン 何日でも「そうじゃなくって~」ってAI相手にごねてろここでゴネるな

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