社会通念上推奨されていない行為を行うことで一生涯レッテルを貼られてしまうことを覚悟の上で行動に及んだ自己責任の被差別階級って、今やもうこの辺しか残ってないと思うんだよね。
昔はアル中やポン中がこの枠だったけど、合法ドラッグの流行とか依存症への理解が進んだこととかで「病人なんだぜ?優しくしてやろうよ」みたいになっちゃったからなあ。
反ワクやカルトですら「洗脳されているだけの被害者でもあるんだ」みたいな感じで思いっきり言葉で殴れるような感じじゃなくなってきてる。
それこそ犯罪者に対してさえ「なんか理由があったんだろ」とか「つるんだ仲間が悪かっただけ」とか「技能実習生の待遇が」とか色々な擁護が入ってきてくっそめんどい時代だよ。
でも入れ墨掘ってるやつに対しての差別だけは未だに根強いんだよね。
まあ一番の理由は「未だに根付よい差別に負けない我道を行く俺様」ってのが日本におけるタトゥー文化の根底にあるからなんだけどさ。
自分たちで勝手に差別される側に回ろうと頑張っちゃう暴走族みたいなマインドのおかげで、タトゥー界隈はこんな時代においても「差別してヨシ!」となってるし、掘ってる側も「ヘイヘイ!差別足りてねえぞ!ビビってんのかぁ!」って感じで助かるわあ。
リアル社会で脱げないヒールのマスクを被ってくれてるようなもんだよね。
ぶっちゃけさ、相手側が悪役ムーブを楽しんでるんだろうなってのが分かるからこそ、こっちも安心して正義マンパンチでプロレス出来るわけよ。
WIN-WINだよね本当。
タトゥーしてもお前らは何者にもなれない 心に刻んでおこうな