2024-09-03

うちには10代の息子がいる。

友達も多くて、いろんなスポーツもやっている。はっきり言っておれより多趣味だ。

自慢の息子なんだが、1つだけ最近気がかりなことがある。

それは、息子が勉強しているところをみたことがない、ということだ。

年頃の子どもが勉強をしないなんてよくある話だ。

実際おれも子どものころは遊んでばっかりだった。おかげで成績は下の下。

しかし、息子の場合は話が違う。

息子は、テストでは毎回いい点を取ってくるのだ。

この矛盾に気づいてからずっと疑問に思っていたんだが、

この間ついにそのことを本人に聞いてみた。

「何でお前ってそんなに勉強しないの?」

返ってきた答えは意外なものだった。

どうやら、テストの解答があらかじめ出回ってるらしいのだ。

息子いわく、「その解答さえ覚えておけば、毎回90点以上は取れるんだよ」とのこと。

そんなの、ありなのか?

おれの頭は混乱した。

最近学校ってそうなの?

それとも担任が、生徒の成績次第で昇給するとか?

あるいは担任が教えるのを放棄している?

ぐるぐる考えは巡ったが、

絞りでた一言はこうだった。

ちゃん勉強しないとだめだろ」

息子はキョトンとして、「なんで?」って返してきた。

だって解答が書いてあるんだよ?それを覚えておけばいいじゃん。」

ますます混乱するおれ。

すると追撃してくる息子。

「下手に自分勉強しても、時間がかかるし、そっちのほうが逆に点が下がるんだよ」

おれの学力では、この議論をこれ以上続けるのが無理だった。

から、解答を見せてくれと頼んで、見せてもらった。

そこには、しっかりとした答えが理路整然と書いてあった。

なるほど、これか。

かにこれさえ見ておけば、90点以上は取れるだろう。おそらくおれでも。

だがどうしても腑に落ちない。

このテストに書かれていない問題がどこかで出たら、どうなるのか?息子はそれを不安に感じないのか?

息子は、楽観的な性格である

大丈夫だよ、そのときはみんな悪い点なんだからさ、おれが悪い点をとっても問題ないでしょ?」

「でもさ・・・」と反論したら、普段は温厚な息子が豹変してまくし立ててきた。

「だから、おれみたいな普通のやつが自分勉強したって、テストの点が下がるだけなんだよ!!」

「おれは他にやることがたくさんあるから勉強時間なんて割けないし!!」

会話はここで終わった。

おれは親として、なんと声をかけるべきだったんだろう。

解答があるからって、勉強しなくて本当にいいんだろうか?

それで息子は困ったりしないだろうか?

しばらく経って、ふつふつと怒りが湧いてきた。

全く、この解答を作るって決めたのはどんなやつなんだ。

親切に思ってやっているのか?

子ども自身はそりゃあありがたいだろう。

だが、なんて余計なことをしてくれるんだ。そんなもの子どものためになんかなりゃあしないんだよ!!

だけど凸したっておれが悪者になるのは目に見えている。

しかたないか増田で吐き出すことにした。

少しはスッキリできた。みんなありがとう

こんな息子だが、可愛い息子であることには変わりはない。

私立大学にも通わせられるように、今月も新NISAオルカンを積み立てておく。

立派に父親やってるよ、おれは。

  • 🐊「…いいなあ」 🐊「普段はいがみあっていても心の中では何か強い物で結ばれている…」 🐊「親子というやつはいいもんだ…」 🐊「オレは増田と増田の子を見ていて初めてそれを...

  • だいじょぶだいじょぶ、息子さんの感覚の方が大学入ってから楽だよ 要領いいんだね

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