2024-08-04

当事者の親から見た、Qiita顔写真から自閉症判別してみたやつ

自閉症の子がいるので一言書きたくなった。

第一に、単なる実験の一つとしてやってみましたってことだったら別にこれ自体不快ではない。それ以外の部分で気に障ったことが多い。

まず、

保育士として児童発達支援に関わってきた。大変ではあるが非常に楽しい仕事だった

というくだり。支援級の担任もこういうこと言う人いるんだけど、これ言われるとね、当事者親としては(健常児より)楽しかったっていうのがもう健常児より下に見てるんだなって思うのよ。よくいるでしょ、知的障碍者天使だとかいうようなやつ。あれと一緒。本人には自覚がないのが厄介なんだよね。

あと、目的として挙げているコスト削減だとか誤診リスクの低減だとかがおかしい。医者しか診断できないって、明確な診断基準があるんだから当たり前だし、誤診リスクの低減も、「70%程度の正解率で御の字」ではお話にならない。診断の重さを全く理解していない。

全体的に、自分が関わったことがあるといえば文句は出ないだろうという打算が透けて見えるし、自閉症児に全く寄り添っていない。技術的な部分以外からあふれ出る偽善臭も非常に不快。繰り返すけどこれ本人には自覚ないんだよ。はてな民ならこの辺のモヤモヤを分かってくれると思う。

あとブコメな、

他人顔写真勝手に食わせて「こいつやっぱり自閉症だって」と言いふらすといった差別的な使われ方

うん、分かるんだけどさ、未だに自閉症だって言われるのはそんなに屈辱なんだというのは率直にショックだった。うちの子はそんな屈辱的な属性を持っているのかと。割とたくさんいるんだけどね。

  • 最後の話はそう言う話じゃなくて。 差別をする加害者が新たな武器を手に入れるから厄介という話だよ 被差別者云々じゃない。例えば連中は体重計ですらそう言う使い方をするだろうか...

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