2024-07-05

バカは手もとにテクストを与えられただけで理解したつもりになるし、

任意単語を拾ってつなぎ合わせて文章を作ることで何やら反論できたような気分になる。どこかで見た「鮮やかな反論」を雰囲気だけ真似ているのだ。

相手の使った単語をわけもわからコピペで多用する。自分の論があって言葉を選んでいるのではなく、言葉を並べることで自分の論があるつもりになる。

口頭のやり取りや演説動画コンテンツに対してはコピペ手法が使えない。複数単語を覚えておくことが難しいからだ。それでYouTubeコメントは絶賛か罵倒かのシンプルものになる(でなければまったく関係ない持論垂れ流し)。

バカがつくったワードサラダにはツッコミどころしかないのでついつっこみたくなる。あとは時間と労力を無駄にして後悔する以外に何もない。

そこでスルー力こそがネットやる上で重要でしてよという一種のあたらしい徳目みたいなものが生まれたわけだが、バカでも匿名で誰とでも平場のやりとりができる2ちゃんねる的なネットのあり方は普遍的でも恒久的でもない。

個々の声の大きさに格差をつけるSNS適応しそこねた「名無しさん」がヤフコメはてな界隈沈殿している。

フェイスブックツイッター社会インフラとなって安定相に達するかと思ったら全然そうはならなかった。いずれにせよ新たな変化のたびに「リアル」とネットの差は小さくなっていく。リアルで完全ボッチのバカでもネットなら自由嫌がらせができる、リアルでそうそう遭遇しないレベルキチガイネットはいつでもそこにいるのが当たり前、そういう環境は解消されていくだろう。バカボーナスステージには終わりがある。リアルでボッチの奴はネットでもボッチが当たり前になっていきつつある。

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