2024-04-15

現金のみの場合キャッシュレスに比べてどれぐらいコストがかかる?

キャッシュレス決済のメリットについて日本カード株式会社解説をしていたので、引用する。(※1)

メリット

■利用客のメリット

・財布の残金を気にしなくていい

お金を下ろすという手間がなくなる

・支払いが一瞬で終わる

■お店のメリット

レジ金の精算が楽になる

釣り銭の用意のための両替が減る

釣り銭の渡し間違いが減る

会計時の対応時間が減る

・手持ちの現金がないという顧客を取り込める

キャッシュレス決済のデメリット

手数料を取られる

レジ周りが煩雑になる

・決済作業を覚えるのが大変

機械を導入することがお店の雰囲気と合わない

月商300万円のお店であれば、キャッシュレスを導入すると46,130円分のプラスになり、キャッシュレス決済の手数料(3.24%)である39,000円を超えてるとしている。

この事業者キャッシュレスから収益を得ているので、お店が本当に得をするのか判断が難しい。

経済産業省によると銀行関係現金インフラコストは9500億円、流通サービス業で1.7兆円のコストがかかっている。その他を合わせると2.8兆円の現金インフラコスト必要となっている。(※3)

同じ経済産業省資料には、キャッシュレス比率が8割になった場合キャッシュレスコストは1.4兆円必要になるとも記載している。

別の試算では現金の取扱に伴い約8兆円のコストが発生すると推計している。その内訳は、金融界での現金管理ATM運営コストとして約2兆円、小売・外食産業での現金取扱業務人件費として約6兆円と試算している。 (※4)

キャッシュレスは決済比率が8割になってもコストは1.4兆円で、現金決済は現段階で3〜6兆円のコストがかかる。

実際はキャッシュレスコストの方がお店の負担率が高く、現金の方がお店の負担率が低いのではないかと思うが、どなたか教えて下さい。

※1『手数料が高いかキャッシュレス決済は導入しない』というミスジャッジ | 日本カード株式会社

https://www.nippon-card.co.jp/column/1852/

※2現金を扱うとお金がかかる!?見えるコスト、見えないコストとは – りそなBiz Action

https://www.resona-biz.jp/governance-finance/risks-of-cash-settlement-02/

※3キャッシュレス将来像の検討 経済産業省

https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/cashless_future/pdf/001_06_00.pdf

※4日本キャッシュレス化の進展について 共立女子大学ビジネス学部教授 南波浩史

https://www.yu-cho-f.jp/wp-content/uploads/202103.nanba_.pdf

  • 完全キャッシュレスならそうなんだろうけど、今は中途半端に併用してるからな

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