「酒は飲めるようになったほうが良いよ。体質とか関係ない。酒が飲めたら酒好きの人とすぐに仲良く慣れるから。営業とかだと酒が飲めないのに無理して飲んでくれる人とかが居てね。一杯だけって付き合いで飲んでくれて、そのあとゲーゲー吐いてたりするんだけど、そこまでして僕らに付き合ってくれるんだって思うともうこれは仲良くしてやらなきゃなって気になるんだよ。酒が飲めないってのは別に不利じゃないよ。それで無理して飲んでみせなよ。そしたら相手はこの人は自分との付き合いをこんなに大事に思ってくれるんだなあという気持ちになるもんだからさ」
誰だったか忘れたけど俺が社会に出てそんなしない頃に言われた言葉。
学生時代の飲み会で無理して飲んで全然気持ちよくならんわ頭痛いわ二日酔いもずっと残るわを何度かやってもう絶対酒飲まないって決めてるんですよって話ししたら帰ってきた。
酒飲めない人間が無理に飲んでも全然酔えないのに頭痛いだけだと言ってるのに「俺たちに媚びるために無理して飲め」って頭おかしいやろ。
アセトアルデヒド脱水素酵素がまともにねえやつが無理に飲んだら体から排出されるまでの間に肝臓が受けるダメージが半端じゃねえんだって。
「蕎麦アレルギーの人に無理に蕎麦食ってもらうと嬉しくなる。この人は僕らに媚びるためなら死ぬ覚悟さえあるんだってことじゃん」と同じこと言ってる自覚あんのか?
まあ酔っ払って舌が変な方に回った結果として聞き流してやることにしたんだが、それでも心の中にずっと残ってるわ。
別にコレが酒飲みの本音とまでは思って無くて、アルコールでショートした思考回路が弾き出したバグったアウプットだと信じることにしてる。
というかそう信じないとやってられねえよ。
「媚びられて俺が嬉しくなっちゃうためにお前の寿命を使ってくれよ」なんて平気で言えるのはイカれてるよ。
ヤンキーが人痛めつけて喜んだり、暗君が家臣に切腹命じてニタニタしてるのとなんら変わらねえから。
ヤクで脳みそ壊れた連中がウヨウヨしてるなんて思いたくねえし、そういう奴と一緒に働いてるとも考えたくねえからあんま思い出さないようにしてるんだが、それでも無理に酒勧められるたびに浮かんでくるよ。
いやマジでさ、酒飲みが下戸に酒薦めるのってアレルギー患者に「試しに食ってみろって!食わず嫌いだろどうせ?」と言ってんのと変わらねえんだよ。
あるよ
でも革靴で飲尿したりチン毛に火を灯したりすると先輩上司の覚えがめでたくなるからなあ