2023-10-29

自分フェミニストじゃないけど」は言うべきではない

差別があっても別に良いと思ってる、自分差別されるのは嫌だが自分以外の人がいくら苦しんでも気にしない、自分さえ良ければそれでいい、差別主義ゴミクズを自認してるなら別にOK

※この文章は、「差別は良くないと思ってるし、男女問わず生きやす社会になるべきだし、自分普通の善人だ」と自認してる人に向けてます



普通の人、善人を自認してるような男女が、枕詞みたいに「私は/俺はフェミニストってわけじゃないけど」みたいなこと言うんだよね。

これ、かなり拙いのでやめていただきたい。


feministというのは、直訳では「性差別に反対する人」「女性にも男性平等権利を主張する人」という意味

日本ではワンピースサンジみたいな「特に女性にだけ優しい人(?)」をフェミニストと呼ぶようなおかし誤用があるようだが、それは日本独自誤用であって、フェミニストという言葉の中にそんな意味はない。

(サンジはむしろ性差別キャラクターと言える)


日本の人は差別に鈍感な人が多いけど、

私はフェミニストじゃないけどという言葉の持つインパクトはかなり大きいことを認識したほうがいいと思う。

日本語で書かれたSNSもワンボタンGoogle英語訳できる時代。少なくとも普通の善人が気軽に使って良い言葉ではない。

私は優生思想ですとか、私は人種差別主義ですとか、私は白人主義ですとか、私は黒人差別があってもいいと思うとか、私はナチスドイツに賛成するとか、それらと同じくらい、とてつもないインパクトがある。

差別は死と迫害歴史象徴なので。

アウシュビッツとかユダヤ人虐殺検索してください。はっきり言えば、「あれに賛成してる」「この出来事が目の前で起こっても気にしない」と言ってるようなものなのです。

正直言って、人間の言うことじゃない。

良識のある成人から出てくる言葉ではないというのはしっかり理解して使うべきですよ。

差別を舐めすぎです

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