山崎まさよしがライブで燃えているようで、その他玉置やら、さだが名前に出ているけど、自分もとある歌手を見に行って酷い公演を見たことがある。
無気力、MCに覇気がない、歌うのをやめてしまう、アンコールもない。
当然叩く人がいたし自分も金返せよーとは思ったが、口直しに居酒屋行って飲み明かして忘れることにしたので、別にそのあと炎上に加担したりはしてない。
数日後、週刊誌がライブ直前に歌手の父が死去したことをすっぱ抜いた。
むしろよくライブをしたなと思った。そしてなにも言わなくてよかったと心底思った。
1度向けた怒りというのは収めがたいもので、その事実を知ってもなおプロならちゃんとすべきだったとブログに書いている人が居た。
実際このときは週刊誌が暴露したから本人からも当時のことについて説明があったが、観客にはしりえないことばかりなんだろう。
エルヴィスという映画を見ると彼のステージの舞台裏を知ることができる。晩年色々言われたプレスリーだが、裏でこんなことが起こってたなんて知ると気の毒すぎて当時の客を憎んでしまう。
客には何も見えてない。そう思ったから何も言わないことにした。
ミーハーでライブは好きなので「さっさと巻きで終わらせよう」とか言ってる人も見たことあるし、旧ツイッターで延々観客の悪口を言ってたり、スタッフのミスを責め切れ散らかす人も見たことがある。明らかこいつさっきまで薬やってただろ、あれ薬切れか?って人もいた。全員有名人だ。
それでもなにも言わない。
生ライブってことはそういう人間の波を観察するものかもしれないと思うようになった。歌手は基本良くも悪くも感情が豊かなので。
それでファンが離れても自分にはどうでもいいことであって、もちろん怒る人がいなくなると社会的秩序が消えてしまうので居るべきなのだろうが、少数でもそれを楽しむやつがいても良いのではないかと考えている。
まあとにかくネットで思ったことをすぐ書くというのはバズりはすれど後悔する可能性が高いので、いい大人なら一旦落ち着いてほしいものである。