妻が鬱になった。
25歳新婚。
職場の異動により、仕事がしんどくなり鬱になったと思う。よく言うけど旦那は「なぜ鬱になったんだろう」と考えないほうがいいらしい。鬱になるのは理由が単純じゃなくてそう考え始めると自分が悪いと思ってしまうかららしい。分からんでもないその理論。
正直、自分の家でそうなるとは思ってなかった。正確に言うとこんなに間近で鬱になるなんて思ってなかった。
確かに妻は落ち込みやすい正確だったとは思う。女性だから月に一度は落ち込む時はあったし苦しい日もあったと思う。
ただこの三年間は元気に働いていた。色々と悩んだりはあったけど、いわゆる普通の社会人程度だったと思う。
まさに今年度の異動からだと思う。仕事の種類は全く変わり難しくなったが、班員も班長も何も教えてくれない。ただ無限にやってくる難しい仕事。耐えられなくなったんだと思う。自分も同じ仕事してるけど、その気持ちが分かるだけに苦しい。
鬱って『「弱い」とか「逃げ」じゃない、誰でもなる病気だ』ってよく言われる。言葉では分かってたけど、本当か?と思ってた時期あった。
今なら絶対に分かる、鬱は弱い逃げではなく、病気だと思う。妻は私から見たら誰よりも強く真面目だ。病院に行って診断されるまでもずっと粘ってた。
その気質が鬱になる原因なのかもしれない。もしかしたら新婚なのも原因なのかもしれない。
だから、どうか、上司になりうる人、先輩になる人同僚になる人は、周りの人間とコミュニケーションを取りましょう。それが鬱を防ぐ唯一の手段でしょう。
誰も助けてくれないと思うと、ずっと一人で抱えてします。
本当は、妻が鬱になってしまった職場環境への糾弾もしたい。でもここでは意味がないから控える。
妻は仕事をやめて転職すると思う。とりあえずは休職か。転職するのだってエネルギーを使う。軽度鬱の程度で止めれたのは救いか。
二人の生活水準は下がるかもしれない、でもそんなことはどうでもいい。妻が夜も朝も泣いて、仕事に行きたくないと苦しむ姿何てみたくない。
自分がこの世で一番愛する人が、苦しむ姿なんて見たいわけ無い。妻の笑顔が見れるに増して素晴らしいことなんて一つもないよね。
鬱は苦しいよね、朝起きるのって苦しいよね。もしかしたら旦那さんに言えないかもね。でも、大好きなあなたが落ち込んでるのが一番苦しいです。どうか、助けてって言ってみましょう
鬱はどこにでもあります。ただ、生きている輝きはそこでなくても輝きます。あなたの人生は働くためでも無く、輝いて生きるためにあります。
「交差点で、車が止まらなければよかった」と妻は言っていました。そこまで苦しいのによく生きてくれたと思っています。
みなさんも良い一日を。もし今日が良い一日じゃないとしても、良い明日を、明日もだめなら良い来年を。生きてる限り日々は続きます。