2023-10-07

体験したら大したことなかった」のバグ






これ。

「○○(虐待、性被害いじめetc)なんて大したことない。被害者も悪い。乗り越えろ」とか言ってくるのは意外とそれらの体験者だったりする

デブに厳しいのは元デブ」「整形した元ブスがブスを蔑む」「生理痛無理解なのは男より女」という話も同じだ。

同じ体験をしていれば分かり合えるわけではない

下手に同じ体験をしているからこそ理解を妨げる


家事をしない男より家事をする今時の男の方が家事労働を軽視しているというのも、同じなのではないか

育児に関しても同じ。下手に体験させた方が、「大したことないじゃんw」と妻に感謝したり労ったりしないらしい

仕事も同じなのかもしれない。働いたことのある妻の方が働く夫を労らず、仕事なんて大したことないのに会社に逃げられていいよねとか言うのではないか


10代の出産育児ってこんなに大変なんだぞぉ〜」と伝えるために「育児シミュレーションプログラム」を導入したところ、逆に10代で妊娠する女性が増えてしまったらしい

人は体験すれば「大したことなかった」と思ってしまいがちな生き物なのだ

シミュレーションプログラムや一日家事育児のように一時的ものであったり、成功者である現在があったりしたら尚更



狂気太郎小説に、痛みや死への不安を極度に恐れ、「体験してみたら大したことなかった。だから大丈夫だ」と確信するために自分の体を滅茶苦茶に痛めつけて最後自殺した人物がいたな

あの気持ちなんかわかる

  • それちょっとちがう

  • でもその理屈でいくと 「大したことないことなんて何もない!!!人の感性は人それぞれ!!あなたが大変だと思ったらそれは大変なことなんだよ!!」 っていう夢見リベラルになっち...

    • 「一番弱い人に合わせましょう」っていうのはそりゃ理屈としては正しくて素晴らしいかもしれないけど 運用面で無理があるんだよなぁ 生理なんか「一か月で元気なの一週間しかありま...

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