2023-03-18

世襲議員

統一地方選が近くなったので、同業者の会に議員候補挨拶にきた。そろそろ引退しそうなベテラン議員の息子でアラフォー若さ。まずは親父の地盤県議会議員を目指す。学校法律政治を学んだ後即親の議員秘書やって数年して立候補スポーツで進学してるので声は大きくハキハキしてて、理想的な「先輩に可愛がられる後輩」ムーブしてた。

とにかく若さアピールして、当選たらこ若さで馬車馬のように働きますフットワーク軽く皆さんに使って頂きます、この何年かの秘書生活で親父への悪口も聞きました、耳が痛かったですがご期待に添えるよう努力します、今日お伺いしてる皆さんの業界ではこういう問題があると聞いています、これからこういう方向へ向かうよう頑張ります、とにかく身を粉にして働きます応援よろしくお願いします。こんな感じ。小さなお祭りや式典にも顔を出してアピールして回ってて。まあ頑張ってるしいいんじゃない、お父さん見習って頑張りなさいよ、そういう空気

県議会議員椅子に対して立候補者はほぼ同数なので、まあ多分この子当選するんだろうな、というのが今からわかった。親父さんが引退するまでに数回このまま県議会議員やって、それから衆議院議員を目指すんだろうな。そんな感じ。

本人の能力とか、多分どうでもいいんだろう。彼に期待されてる能力は、素直で地元の声をそのまま聞いて、有力者の力関係の順番に意見に軽重をつけて、県議会大会派の力関係をうまくバランスとって予算を切り取ってくること。

の子男の子だもんね。これがやれるんだな。

女が政治家に少ないのは女に能力がないかだって散々聞かされていることを、演説の間も、演説終わって一夜明けても、何度も何度も思い返している。

の子女の子だったら、いい婿をもらって政治家にしようって言われてるんだろうな。大学もそんなにのんびり学ばせてもらえなかったんだろうな。そんなことまで考える。

団塊の世代が全員後期高齢者まで後数年。(この話政治家はみんなするよね) こんな感じの2世議員、全国にいっぱいいるんだろうな。

有能な政治家ってなんなんだろうね。

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