気に入らない職員相手に、利用者を使って嫌がらせをしようとしたところ、拒否され恫喝。
パニックに陥った利用者が暴れた際に、抑えるだけで無く殴打を加え上着の半面が血に染まるまで出血した。
それなのに、施設長と理事長は被害にあった利用者を病院に連れて行くようにと指示を出しただけで、行政に連絡した様子が無い。
暴行を加えた職員への処分は依願退職という形で、即刻追い払った。それだけだ。
怪我をした利用者を病院に連れていかせたのも、事情を理解していない出勤したばかりの職員を使った。
医師に虐待を疑われても、知らぬ存ぜぬで押し通すつもりであったのだろう。
以前の虐待通報で施設は苦しい立場なのだろう。コロナ禍で業績の悪化の話も聞いている。
いや、何故ではない。理由は分かる。
短期間で虐待が繰り返された以上、前回のような厳重注意では済まないだろう。補助金の不交付や認定の取り消しまでなるかもしれない。今後が立ち行かなくなることを恐れているのだろう。
こんな事が起きれば、即日に緊急で会議を開いて全職員に事態を周知させるべきだろう。
たが、全容を把握している職員は退職した暴行職員と目撃していた施設長しかいない。
増田もちょうど休日で、先程人づてに聞いたばかりだ。本当にふざけている。
義憤に駆られている増田だが、こんな日記を書く前に通報していない時点で同じ穴の狢なのだ。
もし、施設が閉鎖した際の身の振り方を思い、二の足を踏んでいる。
施設が無くなった場合の保証を行政はしてくれない。それが怖い。
我が身の可愛さに、正しさを行えない。