2022-11-13

震災アレルギー表記(※多少ネタバレあり)

震災映像を描画する上でアレルギー表記の様に記載されるべきなのだろうか

私は全く被災しなかったし、ボランティアとかで救助に行った訳でもないので悲惨な状況はほとんど目撃していないし

何となくテレビで見た衝撃的な映像が頭に残っているだけで、今は3月11日になっても特に黙とうをすることもなく普通に生活しているけれど

今回の映画を見た際にはPTSDになった人に対して、多少の配慮はあってもいいんじゃないかと思った

既に震災から10年以上経過してるし、すずめと同じくらいの高校生だと当時のことを覚えていない人もいると思けどそれでも映画を見て

ふとした瞬間に思い返すかもしれないし、中には周りで人が亡くなったことを時を覚えている人にはつらい過去を思い出させてしまうんじゃないか

すずめが震災被災者でそれを乗り越えるっていう設定は結構ネタバレになるし、事前に地震地震アラート表現があります制作側が告知していながら

震災のもの表現があると言うことには触れなかった点から制作側はあえて今回の映画内で震災表現があることを告知しないことを選択したんだと思うんだけど

すずめの日記3月11日が黒塗りされてるシーンを見て震災テーマ(?)にしたんじゃなくて、実際に描いたんだと分かると映画の冒頭で子供のすずめが彷徨っているシーンと

後半でお母さんを探す子供のすずめを見て受ける感覚が違ったし、日常生活の何気ない「行ってきます。」の一言があそこまで心を揺さぶられるとは思わなかった

被災していない自分でもそこそこ、来るものあったから実際に被災した人の中には結構、堪える人もいるんじゃないかと思う

被災者ではない第三者勝手被災の代弁をするのは余計なお世話だと思うけど、それでも震災表現があることを伝えた上で見るかどうかの判断選択させてもいいんじゃないだろうか

隠し味に卵や牛乳を入れている事を本当に隠して食べさせないように、同じくらい配慮があってもいいんじゃないかな

ただ、そうなると震災表現を描く度に注意喚起必要になるから、どこまで(いつまで)必要なのかが分からなくなってくる

とりあえず一度の視聴じゃ全てを見れていないので後日、改めて見直しに行く予定

ちなみに見ていて一番辛かったシーンはサービスエリアで鈴芽と環さんが言い争いをしている場面だった

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