2022-11-12

老害路線乗車中

四十代だ。

もう押しも押されぬ中年だけど、頭の中だけは適宜アップデートしてこうと思っている中年だ。

身近な話からさせてほしい。

会社再雇用くらいのお年の方がいて、まめに奥さん旅行をしてお土産を買ってくる。

愛妻家なのだ

彼はその土産を、主婦パートさんに先ず渡す。好きなの取ってね、取ったら配ってね、というわけ。

土産って自分で配るもんじゃない?

わざわざ主婦パートさんに配らせる意味ある?

と、ちょっと思う。

でも、それを主張して断る意味あるかなーとも思う。

困ってる訳でもないのに。

けれど別の話。

取引先の役員が同い年。

そこは家族経営で爺さんが社長、父さんが副社長、お母さんが経理ボス……みたいな感じ。

そこの爺さんと同い年が喋ってるのが聞こえてしまったんだけど

子ども三人は欲しい」

「男でも女でもいいけどやっぱ男かな」

「ほら、男だと会社継がせられる」

「いいお婿さん探すより育てた方がいい」

……おまえほんとに昭和生まれ平成育ち令和の社会人

って思ったけど、そういう考え方の爺さんが育てた父さんに育てられた同い年ならそうなって当然なのだ

それはそうだ。

てことは、年寄りアップデートしないと下の世代も染まる。スプラトゥーンだ。なんちゅうナワバリバトルだ。クソみたいな思想だと思っても、塗られたら塗り返さないと負けてしまう。

円滑なコミュニケーションのために黙ったら負けてしまう。



自分青春時代にハマったコンテンツを作り上げたクリエイターが、軒並み還暦周辺にいらっしゃる最近これがだんだんつらくなってきた。

何故か。

それは、彼らが多かれ少なかれ思考アップデートを行えなくなっているのを、SNSなどで見聞きしてしまうからだ。

それを伝えないでほしい。悪習は絶ってほしい。

自分の中で堰き止めて欲しい。

嫌だな、ウンザリだな、と思いながらせめて自分の子どもにはそういうのを伝えないようにしたいと思う。

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