YouTubeどころが極論すればネット全体がそんなもんだとは思うが、YouTubeの酷さは陰謀論の流行に一役も二役も買ったことでもっと強調されていいだろう。
個人的にある話題に詳しいので、その話題に関するデマを延々と流し続けるあるチャンネルが目に止まり、何度かコメント欄に反論批判を書いたら、速攻で削除されていた。Youtubeのコメント欄は、チャンネル主が気に入らないコメント投稿者のコメントを非表示にすることもできるので、チャンネル主のやりたい放題である。
さらに、Youtubeにいくら通報しても、全然対応してくれる気配もない。多分YoutubeによるBANや削除の対応は目立ったものに限られているだろうし、また機械的な仕組みの自動対応がほとんどで、ちょっとやそっとの通報はYouTube運営は見てもいないのだろう。
従って、Youtubeから配信されるデマに個人が対抗できることはほとんどないようにすら思われる。
確かに、Youtube動画のコメント欄を、悪意あるコメントで埋め尽くされたら困るだろうから、チャンネル主にコントロールさせるのは理にかなっているとは思うが、いっぽうでYoutube動画は公共空間への情報の発信なのだから、それを閲覧ユーザーの方でデマなどへの対抗手段を用意してほしいものである。
だが現状は、目立たない限り、チャンネル主のやりたい放題なのである。
ともかく、こちらはその発信情報がデマだとわかっているのに、そのデマの拡散を放置する以外にないのはなんとももどかしい。
特に陰謀論系は、無知な人にはそれがデマだとは分かりづらく、話に説得力のあるものも多いので、信じ込んでしまう人が多発する可能性が高く、実際多くの陰謀論系動画チャンネルの動画コメント欄を見るとほぼ絶賛状態になっていることもしばしばある。
厄介な人たちだ。