結婚しないできない人が多いから、結婚している夫婦がその分子供を産んで育てなきゃいけなくはなってるが、共働き社会になってるので子供二人三人と多く産んで育てられる家庭は減っている。
金持ちで専業主婦ができる恵まれた家庭だけが子沢山を実現できる。
他にも義務教育と言いながら中卒の人間を社会があまり必要にしてないのもあって、高校までを義務教育に格上げして学費負担を軽減させたりの工夫もいる。
中卒の人間をポコポコ産んで量産すれば良いのかというとそれで喜ぶのは人件費を抑えたい農家などの働き口で、中卒を社会があまり必要としなくなってる。
優秀な質の若者が生まれて育てば、老人の年金を賄えるようになるかというとあまりそういう風にはなっておらず、若者の質よりも量があった方が負担が分散して老人を支えやすいのも構造上の問題点だ。
現代社会は質の良い人間、高等教育を受けた優秀な人間を必要としているが、年金体制は若者の質ではなく量を前提に成り立っている制度なので相性が悪い。
その問題を解決するには、質の良い人間を作るための教育コストを下げてもう少し大量生産しやすくするか、量を前提に設計された年金制度の方を改革した方が良くなる。
金持ちほど老人を支えるための税金を多く支払う義務があるという考え方にシフトしないと基本的には崩壊する。
崩壊しても年金もらえなくてまともに暮らせなくなった老人が飢えて死ぬだけなので、社会全体からの姥捨山が発動するだけになる。
たくさんの老人が死ねば死ぬほど、医療負担や年金負担は軽減されるので適切な数まで進行するだろう。
老人を支えられる社会はまだ実現できていない。