2021-11-11

幸せ結婚式を挙げた半年後の、今年の春。

旦那が、癌の診断を受けた。ステージⅣ。

私が大好きな呪術廻戦の五条悟と同じ生まれ年。まだ三十代になったばかりだ。

若いから大丈夫」と繰り返され治療に励んだけれど、先月、残存が見つかった。

来週、大きな手術を受ける。

成功すれば「残り半年」と言われた寿命がのびる。

でも、成功するかは分からない。

私はまだ、旦那と一緒に生きていきたい。

「なぜ旦那が」何度も思った。

旦那入院して、一人で過ごした間、それまで気が張り詰めて泣けなかった分、たくさん泣いた。

お酒もたくさん飲んで、初めて翌日気持ちが悪くなった。

きっと今回も、旦那入院後、家で一人泣くんだろう。

話は変わるけれど、私の旦那は、普段はおとなしいけれど内には仕事に誇りを持った熱い人だ。

「こんなことをして社会に役立ちたい」「これができれば、もっと良い世の中になるはず」

結婚前、お酒を飲んで泣きながら語ってくれたことは今でも覚えている。

そんな熱も、闘病生活のなかですこし変わってしまったみたいだけれど、私は旦那のことが世界で一番大好き。

一方で普段特に仕事をしていると、ひどい言葉を浴びせてくる人に出会う。

「金返せ」「誰のおかげで仕事ができていると思っている」「騙された」とか、そのほとんどは理不尽ものだ。

最近はそんな傍若無人な人を見るたび、「なぜこの人達健康で、私の旦那は、」と思ってしまう。

でもその度に「こんなことを思うのは悪いことだ。悪いことばかり考えていると罰が当たって、手術が成功しないかもしれない」と思って怖くなる。

そして怖くなるたびに旦那に「絶対治るよね」「治ったら、●●に旅行に行こうね」と言ってしまう。

自分に言い聞かせるために付き合わせているようなものなので、この行為自体旦那ストレスになっていたらどうしようと思う。

旦那は優しいから、全くそんなことは言わない。

手術まであと数日。

この間にも癌が進行しているのでは、手に負えない状態になっていたらどうしよう、そんなことを考えながらも仕事をしていると気が狂いそうで、思わずここに吐き出してしまった。

取り留めのない内容で、ごめんなさい。

思いも寄らない症状から、癌の発見に至ることもある。

今回もそうだった。

少しでも体調に異変のある方がいらっしゃれば一度病院へ行ってほしいし、健康診断はちゃんと受けてほしいと願ってやまない。

そして最後に、1週間後の旦那と私が、どうか笑顔で過ごせていますように。

  • それ全部夢だよ 良かったね

  • 大変ですね…。 かける言葉も見つけにくいけど、旦那様の手術がうまく行きますように。

  • 見ず知らずのおっさんだが... 早く良くなるといいね。 https://diamond.jp/articles/-/177664

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