2021-09-23

自民政権奪取後(2013年1月)と前回衆院選2017年10月)と今(2021年9月)の政党支持率比較してみる

ソースNHK世論調査データより。

自民党:37.8%→31.2%→37.6%

実は2013年1月から自民党支持率は35%~40%をキープし続けている。前回衆院選では31.2%と急落したはその後は持ち直し、今年の5月8月にも一時的33%台に落ちたが、9月に4ポイント回復。今の総裁選候補者に特段の不祥事が起きない限り、衆院選は大勝確実だろう。

民主党系:7.6%→6.0%→5.7%

後者立憲民主党国民民主党の合算値とした。と言っても立憲が5.5%とほとんどを占める。2016年までは一時的10%を超える時期もあったが、その後は長期低落傾向。2021年3月には合計5.3%まで落ち、その後も6%前後をうろついている。このまま衆院選に行けば議席を減らすだろう。

日本維新の会:6.5%→1.3%→1.1%

最も下落率が激しいのは意外にも維新。83%ものダウンだ。もっと2013年1月時点では初代「日本維新の会」結成直後で目新しさから支持を集めていたが、同年3月以降は支持率が0.5%~2%程度をうろうろする程度に低迷。次の衆院選でも大して議席は得られないだろう。

公明党:4.0%→3.8%→3.6%

ほぼ3%~4%前後で安定。2010年代前半も後半も2020年以降も、支持率レンジの移行は見られない。次の衆院選現有議席キープとなるだろう。

共産党:2.7%→2.7%→2.9%

ここもほとんど変わらない。2015年前後は3%~4%で推移していたが、2016年以降は2%~3%強で推移しており、2010年代後半に支持率を若干落とした印象。次の衆院選では現有議席から少しでも増やせるかどうかといったところ。

支持なし:30.8%→39.1%→40.2%

民主党維新、および2013年時点では存在していた「みんなの党」などから離れた人が支持なし層に移行している形となっている。

考察自民支持層岩盤新規支持者も安定状態野党への失望政治への無関心化を招いている

数多の不祥事コロナ禍に遭っても支持率はほぼキープ。支持層岩盤であることを示している。また8年以上経っても支持率が変わらないと言う事は、亡くなった老年層の代わりに若年層の自民支持者を安定的に入れられていることも示している。また野党支持から離れた人が支持なしに行っていると言う事は、野党への失望政治無関心化や投票率の低下を招いていると言える。野党人達はこの8年間の反省をした上で衆院選に臨まないと、自民の大量議席増という結果を招いてしまうだろう。

  • こういうのがあてにならないことは選挙で証明されている

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