2021-08-24

女性首相

横浜市長選挙の結果で総裁選行方はわからなくなった。

高市早苗総裁になる可能性はゼロではないだろう。

それが自民党という政党でもある。

ちょっと気になるのが女性首相誕生するとしたときに、女性リーダーを望む人たちの声の一部だ。

女性協調的だから女性平和主義から、こういった言説を語る人がたくさんいる。

男性リーダー権力闘争が好きで、戦争を引き起こす可能性が高いということの表裏の理屈

だが、これは女性首相の手足を縛ることにならないか

リーダーには、力強いリーダーシップも協調できるリーダーシップも両方とも必要だ。

もしどこかの国や地域から日本に向けてミサイルが飛んでくれば、防衛のために反撃することを決断しなければならない。相手の追加攻撃能力を奪うために同盟国や友好国に支援を求めなければならない。同盟国や友好国の国民に向けて力強さと協調性のどちらのメッセージも発信して、日本をその国の政府が助けることを納得してもらわなければならない。

例えば台湾蔡英文総統は、力強さも協調必死努力していることだろう。もし台湾有事が発生したときに、台湾を助けるべきだと共感したり理解したりする日本国民は多いのではないか

女性共感能力が高いというステレオタイプ

男性でも女性でも同じことだが、共感することも理解することも義務ではない。

共感理解というのは人それぞれの容量の問題しかない。

容量が大きい人もいれば小さい人もいる。その容量は強制しても増えない。また、自分自身で増やしたいと思っても簡単に増えるものでもない。

すでに自分の容量が何かへの共感理解でいっぱいになっている人は、別な何かへの共感理解を示す余裕はないかもしれない。

せっかく女性首相誕生しても女性であることに縛られて、「女性ならではの政策を」とか、「女性なのに結局は男と変わらない判断をするのか」とか、本来リーダーに求められることと関係ないことで評価するのはやめるべきではないのか。

しかし、女性首相誕生を望む人たちの声は、女性であることという縛りを必死にかけているようにしか見えない。

  • 防衛大臣やっていの一番に女性だからどうのって打ち出した女性政治家居ましたよね

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