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友人と遊んだあとすっかり辺りも暗くなったので家に帰ろうと電車に乗った。
電車に乗ると同時にちょっと独特なにおいがしたが最初はそんなに気にしていなかった。
おおよそ近くに乗っていた人はみんな気付いているといったレベルのにおいだ。
においがするだけならまだ良かったのだが、近くに座っていた女子高校生が何やら大きな声で陰口を叩き始めた。
それがまあ容赦がない。
聞いてるだけで胃が痛くなってくる。
さらに、多分その女子高校生たちは私が発しているにおいだと勘違いをしている。
さらに胃が痛くなってきた。
冷静に思考し、電車を降り、確認まで行った今なら言えるが私はにおいの主ではない。
ただその時はそれがわからず、ただただこのにおいが私のものかもしれないという不安に苛まれていた。
そのにおいはあたりに散布され、乗客に行き届いていた。
かたやにおいを振りまく謎の人物、かたやそれを受け呪いを撒き散らす女子高校生。
板挟みにされ、はやく時が過ぎてくれと願うばかりであった。
そんな時、転機が訪れる。
割と人が降りる駅に着いたのだ。
ここでにおいの主か、女子高校生が降りてくれれば私は救われる。
人が動き出し、においは一瞬なくなったかに思えた。
丁度人が降り、空いたスペースにおさまるとなにやら異常を感じる。
なんと、においの主は風上に移動したのである。
エアコンの風にのり、においがわたしにダイレクトにくるのを感じた。
だがそれだけならまだ良かった。
「ここやば〜い!」
(あ、終わった)と、確かにそう思った。
ここで完全ににおいの主が私であると彼女たちの中では決定されてしまったのだ。
彼女たちは散々大きな声で車内のにおいに文句を言った挙句、においが消えたのにもかかわらずさらに探そうとするのだ。
何が彼女たちをかき立てていたのだろうか。
それから一駅、生きた心地がしなかった。
続く陰口。俯くことしかできない不甲斐なさ。相変わらず謎のままのにおいの主。
女子高校生は私に「におってますよ」と教えるか否かの議論を始めた。
ここでの私はにおいの主がわからないため、指摘されたら素直に謝ろうと思っていた。
そして駅に着いてドアが開く。
その駅はかなり人が降りる駅だったので人々が波を作りながら降りていった。
私はその時はじめて心から息ができた。
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とにかくどこかに吐き出したくて文章を書いたが、おもったよりもたくさん書いてしまった。
ここで声を大にして言いたいのだが、私はそういった「におい」のある人を貶したいわけはない。
かといって、女子高校生たちを責めたいわけでもない。
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