2021-08-07

パラリンピック中止論はやっぱり「障害者差別」に過ぎない

以下理由を述べる。

1.出場する障害者に対してどういうリスクがあるのか、具体的な話が一切ない

医療側の人達も含めて、単に「障害者普通の人に比べてリスクが高い」という話しか出てこず、どういう理由リスクが高いのかという話が一切出てこない。

厚労省コロナ関連サイトで出てくる「基礎疾患」では、パラリンピックに出られる人が有する障害ほとんどは含まれていない。例えばパラリンピック出場者の大半を占める四肢欠損や視覚障害とかはコロナリスク高まる基礎疾患からは除外されている。

2.出場する障害者選手村などでどういう行動をするかを一切考慮していない

オリのほうでは選手が夜中に選手村を抜け出して遊んでると言う報道が時々出るが、パラリンピック出場者がそういう行動を取れるだろうか。選手村を抜け出すこと自体が非現実的だろう。それに対する考慮が無い。

3.障害者にとっては、普段生活場所に居るより、パラリンピック会場に居る方が低リスク

パラリンピックの種目で、人と人とが至近距離接触するものは少ない。常に相手と組んだ状態で行う柔道くらいである。そのパラ柔道に出てくるのも視覚障碍者であり、健常者の五輪選手と比べてハイリスクとは言えない。

しろ至近距離接触がない競技ほとんどであり、選手団や役員の人数も少ないパラリンピックはかなり安全大会である

その障害者競技以外の場では何をしているかと言うと、普通職場に行って働いている人がほとんどだ。職場クラスターデルタ株の主戦場と言われている現在パラリンピックに出て選手村や会場で過ごすほうが低リスクなことは言うまでもないだろう。

結論パラリンピック中止論は、ロクに障碍者パラリンピック出場者のことを考えていない「主観的かつ障害者差別から来る意見」に過ぎない

反論あればどうぞ。ただし、感情的意見データや行動体系に基づかない主観的意見反論と見做さないのであしからず

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