「クラスで一番絵がうまかったから調子に乗って上京して持込してボコボコにされて、それでもあきらめなかった」
というのはやっぱりすごい事だと思った。大多数はそこで筆を折ってしまうような気がするし。
そこで筆を折らなかったのは、周りから褒められていたときの成功体験というか、なんかそういう記憶の後押しはあったのかな?と思った。
自分はクラスで一番うまいというところにも行ったことがなかったし、クラスの中で全然うまくないのにうまい振りした下手くそだった。自分だけは自分の下手さを認めたくなくて上手い人から目を背けていたし、「自分はうまい」と思い込ませていたけど
やっぱりクラスで一番絵がうまい奴はレベルが違った。同じ四角をスケッチしたとして、自分は平面の四角を30分かけてうまぶりながら描くのに、本当にうまい奴は3分で立体的に描くみたいな。
練習量、努力の差はもちろんあるけど、自分はなんかもうそういった成功体験がなかったので、やる前から負け癖がついている気がした。絵の世界で勝ち負け付けるのもナンセンスではあると思うけど、人と自分を比べて自分はあいつよりも下手だと思う感情というか。
っても無駄・やるだけ無駄・やったってどうせうまくなれないみたいな感情は必ずあるもので、学習性無力感みたいなもんなのかなと思う。
そこから這い上がれたり、スーパーポジティブだったりする人は伸びる。
描くことが好きだから下手なんて気にしないし、他人の評価なんてもっと気にならない。萌えを表現したいし自分が描いてて楽しいのが一番の原動力。っていう人は
それは一種の「描くための才能」だと思うし、とても素晴らしい能力だからすごく羨ましい。
お絵描き歴〇年の自分よりも去年から描き始めた人の方がうまいとか、自分に萎える事は多々あるけどやっぱり絵を描きたいからあまり卑屈にならず自分なりに頑張っていきたいな。
絵でも漫画でも小説でもゲームのプレイングでもなんでも、うまい人が伸びるのもあるけど精神面もすごく影響してくる。下手でも楽しんでる時が一番人生楽しいと思うし。