まず、観ない方がよい人について。
これも若干のネタバレを含むので、認識したくない人はここから先を読むのを避けて欲しい。
観ない方がよい人、それは以下のいずれかが該当する人である。
これらに該当する人は視聴後に高確率で憤慨することになるだろう。
今回の公開以前にエヴァ以外に及ぶあらゆる所でネタ振りが行われており、話中ではそれらを多く回収しつつ、矛盾無く順序立てて丁寧に解説し、解決まで導いている。
もはや「ここがおかしい!」と文句をつける行為自体が「気のふれた反応」となるように仕向けられている。
あらゆる描写に納得が仕込まれ、「そんな事ある!?」という展開についても、一般的な人生観があれば「そらそうやろなあ…」と理解してしまうのだ。
話中ではキャラクターはそれぞれ個として動き、一見して観客が予想していないだろう方向に走り出している。
ただしそれらの突飛な行動は全て、極めて一般的な概念によって予想しうる範囲に収められている。
どうしてこうまでして庵野は「君も救われて欲しい」と語りかけたのだろうか。
その先に獲得したものがあり、それを共有したいという事なのだろうか。
また、そういった庵野のワガママについても、理解に達した途端「許して」しまうのだ。
この話はそういった作りにもなっている。
「エヴァの卒業式」という表現は完璧に的を射ており、この卒業式に文句をつけてしまう人はまだまだエヴァを卒業できないのだ。
その時が来れば、彼らも「ああ、こういう事だったのか、ちくしょう」と思いを吐露するのだろう。
その時が来たならば、君は恥ずかしがらず素直にそれを受け入れ、喜んで卒業するのだろう。
(ああ、この体験をしたいのであれば、観た方が良いのだろう。)
向かない人の中に初号機の活躍を期待してた人、を入れほしいな シン公開前は初号機が活躍してほしいよねっていったら99%が賛同してくれてたのに 実際に活躍しなかったので不満を漏...
初号機はボスとタイマンしたし最期に役目を全うしたし大活躍だったじゃないか