高校。「どうせ負けるのに、何でこんなに頑張らなきゃいけないのだろう」といった思考から、部活を欠席しがちになる。結果、インハイ予選をブッチ。会場へ行く列車を何本も見送り、駅でただボーっと過ごす。それ以降、部のメンバーと険悪になり、かといって誰にも相談は出来ず、幽霊部員になる。小学生の頃から続けていたスポーツだったからか、かなりダメージが大きかった。ちなみに、俺がいた時は万年地区予選敗退だったのに、抜けた次の年に部は団体戦で全国大会入賞。誰が原因だったかは一目瞭然。かつてのメンバーが、全校集会で表彰される光景を体育館隅から死んだ目で見守り、終了後に部のメンバーから「ベンチにでも入ってれば表彰台に上がれたのにね」と嗤われる。
理系の短大進学。友達が出来ないまま2年過ごす。かとい勉強等の何か別の事にも熱中出来ず、ただ堕落し続けて20歳まで過ごす。そして、大学編入を機に専攻を変える。友達が出来ないまま2年過ごす。4年後期に鬱発症。発表はしたものの、論文を提出出来ず、うやむやになったまま大学卒業。卒業式や懇親会は欠席。
無能のくせにプライドは一丁前に高く、学歴コンプレックスから大学院進学でロンダリング。また専攻を変える。そこでも研究に身が入らず、友達も出来ず、欠席しがちになる。2度目の鬱発症。半年、大学に行けなくなる。当然、教員にも愛想を尽かされる。ちなみに、論文は今日提出なのにまだ完成していない。これといった催促も無い。
就職は、これまで学んだ事が殆ど活かされない業界に決まっているが、卒業出来るかも分からない。
何にも熱中出来ない。環境を変えても、全部自分の無能が原因で失敗する。中途半端人生。
もう助からないのだろうか。