2020-12-25

人間テキサスチートで布団の中を暖かくしようぜ

寒くなってきたよなぁ、お前ら。寒いと外に出る気はなくなるよな。それどころか布団から出るのも嫌になるよなぁ?

何ぃ?「朝は寒さで目が覚める」だとぉ!?それ以前に「寒くてなかなか寝付けない」だってよ!そいつはいけねぇ。仕方なく外に出るときゃあ寒さで体が震えるのも仕方がねぇが、家の中でまで寒くなっちまうのはダメだ。ましては、布団の中でまでとはな。

外の世界で冷えた体をしっかり温めて眠りにつき、目覚めた後も外の寒い世界へと戦いに赴くためにも、布団の中ではしっかりと体を温めないとな。そのためにオススメするのが、人間テキサスチートだ。

テキサスチートはみんなが知っている常識だと思うが、一応説明しておこう。バーベキューなんかで用いられる、ステーキ中心部をじっくり加熱するテクニックだ。やり方としては、一度表面をしっかりと焼いたステーキアルミホイルで包んでグリルで加熱することだ。こうすることでアルミステーキの熱や水分を外に逃がさなくなるので、分厚い肉でもパサパサにならずに中心部までしっかりと熱が伝わってくれるっていう寸法だ。

俺の発明した人間テキサスチートは、テキサスチート原理を寝ている人間に応用したものだ。やり方は簡単で、お前らがいつも使っている敷布団の下と掛け布団の上にアルミシートを敷くだけだ。布団全体をテキサスチートみたいにアルミで包むんだ。アルミシートはホームセンターで売っているやつでいい。俺は100円ショップで売っていた布団サイズのモノを2枚使っている。シートは薄っぺらくても問題ねぇぞ。人間ってのは赤外線を常に放出しているけど(サーモグラフィーを思い出してみろ)、その赤外線アルミで反射して中に閉じ込めるから冷たい布団でもすぐに暖かくなるぞ。

何ぃ?「寝ている間もエアコンで部屋を暖めているから、人間テキサスチートなど必要ない」だとぉ?そいつオススメできねぇ。ただでさえ冬の乾いた空気が暖められることで、さら乾燥しちまう。乾燥は喉や肌の天敵だ。インフルエンザ感染する原因は、鼻や喉の乾燥と主張する医師もいるくらいだ。

その点、人間テキサスチートなら安心だ。就寝時は人体の水分は布団を通じて空気中へと放出されるが、アルミシートで布団の中に水分を保持することができる。起床時は、保温と保湿効果により、肌は汗でしっとりした状態になっているだろう。

ただし人間テキサスチートにも欠点がある。水分を保持するってことは布団がカビやすいってことだ。俺の昨シーズンの冬はアルミシートを敷きっぱなしにしていたら、敷布団のシーツがカビてしまった。多少面倒でも、アルミシートは起床するごとに片づけたほうがいいぞ。それからたまには晴れた日に布団を干さないとな。

カビさえ気を付ければ、人間テキサスチートは最高だ。電熱マット・電気あんか・湯たんぽと違ってランニングコストゼロからな。日本家屋は夏の暑さを基準にして作られているっていうのに、なんでアルミで布団を保温するってことを日本人は知らねえんだ?不思議なもんだぜ。

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