一見V系かパンク系かのバンギャかと思うような派手な見た目であったが、物怖じしないというか、1人称は名前だし、初対面で普通にタメ口を吐くような子で、そこに特段悪印象を抱いたわけでもなく、とても話しやすい子ではあった。
中でも特に印象に残った内容は
・コロナ禍で大学の授業や研究がほとんどリモートで満足に設備を使えないのに学費は通常と変わらずなのはちょっと腑に落ちない
・通っている大学は私立のためかアルバイトなんてしなくていいお金持ちの子もいてカルチャーショックを感じることがある
・奨学金で進学したためどっちにしてもお金はかかるし、就活も終わった今できるだけアルバイトしないといけない
・それでいてネイルとか女子らしいこだわるところはちゃんとこだわっている
私は話を聞きながら、初対面時派手な見た目から勝手に彼女の人となりを想像していたことを恥じた。
もちろん初対面で彼女のすべてを判断できるわけではないが、聞く限りではしっかりと考えて行動している子ではないかと思い直した。
人を見た目で判断してはいけないと思い知らされたのと同時に、自分の学生時代を振り返っていかにぬるい環境にいたのかを改めて思い知らされ、今もここまで考えて生きているだろうかと自問自答し、結果的にもやもやが強まり自己肯定感が下がったような気がした。
真面目やん 魔法の言葉、へーほーふーん、これを授けよう
見下してた女を見直したら、自己肯定感が下がった
性別で見下す意識はなかったが見た目や年齢で無意識のうちに優劣を考えていたことには気付かされた