愛はすごい素直でシンプルなものだけど、きっとその色と形はピンクの赤いハートだけじゃないってのに気がついた話。
熱しやすく冷めやすい性格で、秒で好きになるけど秒で飽きたり飽きられたり。こんな恋愛をずっと続けてきて、これからもこの緩い勢いのまま突然誰かと出会って結婚するんじゃないかと思ってた。
最近出会ったその男性は、最初は戸惑いながらも、デートを重ねて徐々に自分の心があったかくなっていくのを感じた。愛とか恋とか押し出したら複雑だけど、本当に好きな人ってこういうことなのかもしれないって、彼の中身とか価値観の話とか私のさらけ出した価値観を肯定してくれる所に惹かれてる事はわかった。
最初に会った日が雨の降る夜で、次にデートした時も雨で、週末が雨の日がすごく楽しみになっている自分がいた。これまでデートの日が雨だったら秒で萎え、さっさと次の男を探そうと思っていたのに自分の変化にも驚いた。会うのが楽しみなだけじゃなくて、あえていない間に彼は何があったのかなぁとか、こういう話をしたいなと思っているだけで楽しかった。
彼の持つ愛と私の愛の価値観が少しずつ距離が近くなっているように感じたのは間違ってないと思う。
秒で燃え上がる好きって言う気持ちじゃなくって、この徐々に心があったかくなっていく気持ちがすごい楽しかった。これが恋をするなんだろうなって思った。
もしかしたら、はじめて人が恋しい、愛おしい、と思ったのかもしれない。悪くない感情だと思った。
すごいシンプルな感情なのは分かっていたけど、素直に好きだと自覚してからの自分はすごいかわいいと思えた。
向こうが私のことをどう思ってるかはずっとわからなくて、今でも不明で、でも別にこれはこのままでいいんじゃないかと思い始めている。私が人をちゃんと好きになれるって言う経験ができて、それがすごい幸せだって自覚できているだけで自分を大事にしたいなと思えるようになった。
そんな男性がちょっとだけ東京を離れることになった。好きと言い合い、ベッドで戯れていても、結局お付き合いをしているわけではなくて。一瞬このままこの関係性は終わるのかなあと、私は落ち込んだ。その前に自分が彼に対して思ってることを言おうかとか、彼が私のことをどう思ってるのかとか、この東京離れているとどうなるのかとか、いろいろ聞こうか考えた。結果ちょっとだけ言ったけど全部を聞かなかった。
次その男性と会うのかどうかもわからないし、そんな機会があるのかどうかもわからない。最初の時よりLINEの頻度はどんどん落ちていったから期待もしていないし、これで私が彼を追いかけたら、それは彼が好きなんじゃなくて好きって言う感情に依存している自分を自覚し、落ち込むのは分かっている。
こう、冷めた感じでつらつらと書いていたけれども、実はさっき衝撃的なことがあった。お風呂で頭を洗っている時、右の外腿と左の内腿に黄色いキスマークを見つけた。
最後に会ってベッドでお互いの性欲を満たしている時、すごい幸せな感情と、もう会えない寂しい感情が一緒になっている時、確かに一瞬痛みが走ったのは覚えている。それに対してあ、最後だしキスマークつけようとしているんだと思ってまた悲しくなった。
それをいま家で1人になって一晩経ってまじまじと見つめている。
こんなガチガチのやば目な内出血の色って、キスマークってもしかして見たことなかった?
はじめて付けた?しかも2個。
右の外腿は歯を立てて思いっきり噛みながら吸ったのか、三日月の形になっている。
超どうでもうんち