学生の頃の女友達や、女性が多いデザイン事務所で働いていた頃は飯に行く度に、先輩や同僚の悪口で盛り上がっていた
このままだと主語が大きいと言われると思うが、経験則で女性のコミュニティーではそんな話題が多いと感じていた
男性が多い職場に転職すると一転して、一部の仕事の出来る人達は、ただただ他人の悪口を語っていた
その人たちは悪口に留まらず、チームや会社からその人を消し去った
声の大きい彼らの言動は周囲を巻き込み組織はヘイトの塊へと昇華し、そして誰もいなくなった
はじめこそ和気あいあいとし会社だったが人が増えるにつれ険悪な人間関係が浮かび上がり、人材は淘汰されていった
そしていま私はヘイトを垂れ流している
人をさげずむことでした自分を肯定できない、そんな人ばかりだと思っていたがそうでもないのかもしれない
例えば自分が部長の言動に怒り狂ってる時に飲みに誘った先輩が、その部長のことを親の仇かと思うほどにさげずさんだ時
私は、まぁでも部長の言い分も分かるし、あの時助けてくれたしなぁ、なんて発言してしまう
たぶん私は悪口が嫌いなわけではなくて、悪口を言う自分がイヤだったのだ
その発言を聞いて溜飲を下げた私は、さも大人かのように、でもぉー、などと発言していただけであった
自分がどう思われるかなど考えもせずヘイトを撒き散らした彼女ら、彼らの目に私はどう写っていたのだろう
もちろん欲望のままに醜態を曝け出していたのかも知れないが、少なからずそれに乗っかってしまっていた私も居たと思う
誹謗や中傷を逆手にとって自分の悦に浸るのではなく、そこに何が問題があるのか、そこまで考えてお互いが思ってることをぶつけ合える
ヘイトに包まれることや、その空気に呼吸困難に陥ってしまう人もいると思う
その人はそうやって自分の意見を曝け出しているのだから、なるほどね、くらいに受け止めて自分の意見を咀嚼しなおしてみるのもいいと思う
「さげずさんで」らっしゃるのと主題からしても 私とは知性がちょっと合わない感じ