もう多分数年前ぐらいになる。自分はその時あるVtuberオーディションを覗いていた。
それはオーディションといっても公開形式で、具体的なライブの来場者数やギフトの数でかなり可視的に順位を競うものだった。
オーディションを見て回っていた自分は、ある配信者のもとで足を止める。それが後の推しだった。
まず声の発生の仕方が他と違っていた。プロの声優か?というぐらい他の素人臭いボイスとレベルが異なっていて、歌も際立ってうまかった。
使用している機材の良さも音質から伝わってくるし、配信の構成もあまりグダグダとせず纏まっていた。
強いて言えば内容というか企画感はちょっと薄くて、「彼女の可愛い声をみんなで聞く」みたいな色合いが強かった。
それでも、自分はすっかり夢中になってしまった。いつしか彼女は自分の名前を憶えてくれるようになって、ますます夢中になった。
そんな自分が「ファン辞めます」になってしまったのは、彼女が起こしたとある出来事により幻滅してしまった事が原因だった。
有名人だったら炎上していたと思うが、幸い「見習い状態のVtuberのちょっとしたおいた」程度でそれほど延焼しなかった。
しかし魔法が解けるのって結構簡単で、そんな事で自分は幻滅してしまい、あれだけ夢中になったのにぴったり追うのを辞めた。フォローを切った。
でも彼女は本当にハイクオリティだった。だから自分一人が応援を辞めても、きっと大きく成長するだろうと思った。
あれだけハイクオリティだった彼女の事だ、今頃大人気Vtuberにでもなっているんじゃないかと……。
うん、でも全然伸びてなかった。同じオーディションでドンパチやってた子の方が数倍伸びてた。
こういう時、どんな顔をしたらいいのか分からない。
「ファン辞めたVtuber、結局伸びてなかったわw」みたいな正統化もしたくなるし、純粋にもっと伸びてると思ったから胸にぽっかり穴が開いたような気持にもなっている。
V豚きめえよ
うんち
増田なんだから「ファン辞めたVtuber、結局伸びてなかったわw」って自分の見る目を素直に自賛すればいいのに もってまわったニチャア感がぬぐい切れてないぞ