2020-06-10

女性」を書けないなろう作家が多すぎる

あるいは、なろう作家限定したことではないかもしれませんが。


なろう小説を3桁ほど読ませてもらいましたが、話の巧拙に関わらず共通点が一つ。

それは女性描写の少なさ。あまりに少ないもので、ひとしきり笑ってしまいました。

かに作中に女性キャラは登場しますが、決して彼女たちは「女性」として扱われていません。

最初キャラクター紹介で雑な外見設定を付けられ、あとは大抵が主人公の妾になるだけ。

いくら女性とのお付き合いが日々の中でないからって、自分理想を書いているからって、

流石に薄っぺらすぎて、悲しくなってきます


今の若者は「女性」を本当に書けません。外見も、内面も。

そして書くことが苦手なので、どんどん女性描写が減っていく。思考単一化していく。

これってもはや女性差別じゃありませんか???

その様な本を若者たちに読ませたら、ああどうなることやら。考えたくもありません。


お色気・破廉恥さに拠らなくても彼女たちは描写できるはずです。思考内面を文に落とし込めるはずです。

巨乳主人公ベタボレで優しくて才女で……ほとほと繰り返される安易女性描写には辟易しました。

女性」は自分で熟慮し、行動でき、なおかつ確固たる意見を発現できる、そういうものだと認識しています

もっとも、今あげたのは女性の一部要素であり、他にも長所はたくさんあるのですが!)

……頼みますからもっと質感的な、深みのある「女性」を書いてください。

女性」を書くことを忌避しているうちは、到底真の作家にはなれませんよ?

貴方達が変わり、成長できることを、そしていつかちゃんとした「女性」を書けることを、心から願っています


P.S.

おそらく「転生後女性になった主人公」を反論に挙げる方がいらっしゃると思うので、先手を打って。

彼女らは、いいえ、彼らの転生元のほとんどは男性であり、女性の皮を被ったまま男性観を振り回しているに過ぎません。

本当の女性は決して男性イコールではないことを理解してください。もっと繊細で理知的存在なのですから

そして(ほんのわずかな)女性主人公ものでさえ、十分にキャラクター性を書けていない。

ただ性が女性であることだけを利用している。

簡潔に言えば、やっぱり「本質が書けていない」のです。題材と作者の思想主観との乖離。非常に残念だと思います

  • もういいでしょ釣りは anond:20200610072701 anond:20191124165103

    • 再投稿は甘えが次に人を刺すと言い続けて2年弱たちました

    • これ投下してるの本人じゃなくて二匹目どじょう狙いの愉快犯な気がする 分からんけど

  • 大変参考になりました 薄っぺらいとはこういう文章なんですね さすがです!

記事への反応(ブックマークコメント)

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