2020-05-11

姉との他愛ない思い出

なめこ栽培キット」というスマホゲームを知っているだろうか。

2011年ごろにリリースされており、原木加湿器等の設備アイテム等を整備してやり、原木に様々な種類のなめこが生えてくるのでそれを指でタップすることで収穫するゲームだ。

育成的要素とレアなめこがたまに生えるというガチャ的な要素があり、かつ手軽にできるということで結構ブームになったのだ。(現在でもシリーズが続いているらしい)

    

当時私は中学生のクソガキで姉は高校に上がったばかりで思春期真っただ中であった。

当然かどうかはわからないが喧嘩しょっちゅうしており、キモイ・うざいの言い合いは当たり前で、

それに加えて高校に上がったばかりの姉はスマートフォンを手に入れており、それがうらやましかった私は何かにつけてずるい・使わせてと姉に絡んでいた。

そんなやかましい絡みをしていた私に対して、姉はイヤイヤながらも自身スマホで時々YouTubeをみせたりスマホゲームをさせてくれており、そのスマホゲームの一つにあったのが「なめこ栽培キット」だったのだ。

多様ななめこが生えてきてそれを収穫して図鑑を埋めていくのは眺めるだけでもおもしろくて、レアなめこが生えてきたときテンションも上がるので姉も私も結構はまっていた。

  

そんなある日、姉が興奮した様子で家に帰ってきて「見たことない黄金なめこが生えてきた」と言う。

なんてなめこ?と聞くと、まだ収穫してないからわからないと言う。

まり、姉は学校スマホをいじっているとき黄金なめこが生えてきたのを確認したが、家に帰って私と一緒に収穫するまで取っといてくれたのだ。

二人で、マジで!ホンとだよと言いあいキドキしながらアプリを開いた。

しかしそこにあったのは枯れたなめこだった。

  

なめこ栽培キット」の育成要素の一つとして、世話を怠ったりすぐに収穫しないとどんなレアなめこも枯れなめこというものになる。

もちろんその要素を姉は知っていたはずだが、黄金なめこが枯れなめこになるリスクを冒してでも家まで取っといて私に生えている様子を見せてくれようとしたのだ。

自慢しようとしていた気持ちはあったかもしれないが、姉はそれを見て少し落ち込んでおり、私はアホじゃんとか何とか言って笑いながらからかっていたと思う。

  

ネットサーフィンをしていて偶然なめこ栽培キットというゲームを見かけ、この思い出がフラッシュバックした。

今思い起こしても、本当に他愛がなく少し笑える話だが、姉の優しさが感じられる思い出で忘れたくない物なので至急文章に残してみた。

  

現在は私も成人しており、姉とはほとんど連絡を取り合うことはなく年に数回帰省したタイミングぐらいでしか話すことはない。

正直生きているならいいかぐらいしか思ってなかったが、どうせ生きているなら元気で幸せにやっていてほしいと思う。

  • 姉妹兄弟はやっぱりこれぐらいの付かず離れずの関係性が一番だと思う。

  • 姉妹兄弟はやっぱりこれぐらいの付かず離れずの関係性が一番だと思う。

  • 姉妹兄弟はやっぱりこれぐらいの付かず離れずの関係性が一番だと思う。

  • 姉妹兄弟はやっぱりこれぐらいの付かず離れずの関係性が一番だと思う。

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