2020-04-27

アラサーになってから虐待に気付いた

少し前まで、自分はなんで普通の人のように普通のことを出来ないのだろうと悩んでいた

しか最近になって幼児期から過去記憶フラッシュバックするようになって、その記憶を反芻していて気付いた

私は機能不全家庭の虐待児だったのだ

そういえば幼稚園にも通わされず小学校不登校で、両親が離婚してから父のもとへ移るまで数年間まともにご飯を作ってもらった記憶がない

何日も母と顔を合わせずごま塩をかけたレトルト米だけを食べて、煙草や酒や母が自殺未遂に使うカミソリを歩いて買いに行かされ、癇癪のたびに包丁を振り回されたり髪を掴んで引き摺られストーブに投げられたりしていた

5年生の時、わずかな服とランドセルだけ持って父のところに逃げ込んだ

家に残してきた服はすべて燃やされたり切り刻まれていた

逃げ込んだ父のもとでは人間らしい生活が出来たが、父も宗教にはまってすっかり精神を病んでいたし、姉は半狂乱になってはリストカットして酒に溺れて風呂場で嘔吐しているようなさまだった

当たり前だがまともに勉強が出来なかったので定時制高校入学してアルバイトをはじめた

コミュ障社会性なんてゼロだったけど、どうにか働いて一人暮らしをするようになって、正社員として働いて仲のいい同僚も出来て、すっかり忘れてしまっていた

なんで普通のことが出来ないなんて悩んでいたんだろう

そもそもまともじゃなかったのだ私は

それに気付いてからスッと心が楽になって、出来ない自分を許せるようになった

出来なくてもしょうがないんだ、私は虐待児だから

まともな場所で育たなかったから、まともな家庭のやり方を知らなくても当たり前なんだ

しろ、今まで死ななかっただけで御の字だろう

好きに生きよう、好きに死のう、皆あんなに好き勝手していたのだからだって楽にやろう

ああ、生きてるのが楽しい

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