自炊だから高級素材を使ってるとか、地元素材しかつかわないとかそういうのではないんだけど、
出汁はワタを取り除いた煮干しや、乾燥シイタケや、昆布からとってて、化学調味料を使わず、
味噌や醤油はそこそこする自分が「この味で毎日食えたら幸せやろな…」って調味料をつかって自炊しているのよ。
友人にも振る舞ったりして「おいしい!」「増田なら店出せるよ!」と言われたりして天狗になってた。
んで、初めて彼女ができた時に「増田くんの料理が食べたい!」といわれて、彼女には休んでもらって丹念に作って一緒に食べたの。
「おいしい」と言ってくれたから、その喜ぶ顔が見たくてご飯の選択肢に「俺が作る」を入れるようにしたんだけど、明らかに2回目以降は避けている感じだった。
「サイゼリアがいいな!」とか「ラーメンにしよう!」といってくれて、麺類が好きな俺に気を使ってくれてるのかなとも思ってた。
結局、なんだかんだあって破局を迎えるんだけど、その時にいわれたのが
「増田君、料理すきなのはわかるけど、もっと人の好みに合わせたほうがいいよ。」
といわれた。
「味が薄い。精進料理を食べてるみたい。おまけに味噌汁なんて王将のスープみたい。ああいう薄いスープは味が濃い物を食べる時につけるんだよ。」
まぁだいたいこんな事をいわれた。
友人に確認とると「まぁ、ちょっと薄いなとは思うかな?でも俺は全然許容できるレベル」といわれる。許容ってなんだよ。
そこに例のラーメンハゲの画像が飛び込んできて、漫画喫茶で読んで、あのハゲの言葉をうなずきならウンウンいってた。
俺に足りなかったのは、彼女と一緒に料理したり、煮干しから出汁をとったとか、どこ産の味噌をつかってるとか、そういう話だったんだな、と思った。
俺は自分の料理の腕は大丈夫で、全部俺にアピールや話術が無いことが原因だと思った。
でも、友人に「味が薄い、許容できるけどね」と言われたのは本当。
話術がないのも本当。
死にたい。
彼氏と別れて友人に戻ったんだね!