2019-05-18

ああやっぱ、図書館いいなって

引っ越して初めてこの地の図書館へ行った

図書館に入るなり全面に広がる明るすぎず暗すぎない雰囲気が好きだ

さなから図書館休日のお楽しみだ

そうか、こんな世界があるのかと感激したり、難しいことも面白いことも教えてくれるすごい場所

そして、程よく人がいて本を読みたいという同じ目的を共有しながらも、互いに無関心な空間が居心地いい

すっと息を吸い込むと、紙が古くなったなんともいえない心地よい香りが体いっぱいに広がる

規則正しく並ぶ本棚、そしてそこに詰められた書籍に目を向ける

まだ見ぬ本との出会いへの期待と限られた読書時間への不安が入り混じる

さあどこから見ていこうかというワクワク感でいっぱいになり、本棚ざっと目で追っていった

ところで、図書館で本を借りて読むことは本当に楽しい

まず、新刊売れ筋に偏らず定番書籍や隠れた名著を読める

ただし、気に入った本を探すためにはそれなりの経験必要だけれど、はずれに当たったら容赦なく返却すればいい

次に、いくら借りても無料なわけで、読書へのハードルが下がる

書店で本を買うと、「お金はらたから読まなきゃ」と意気込んでしまって全然読書が捗らないけど、図書館なら読めなかった本は返却すればおさらばできる

10冊借りて、2-3冊面白ければそれで大きな収穫

最後に、読んだ後は手元に本が残らない

買ったけど読んでない本がたまると、積まれた本に物理的にも精神的にも圧迫されるので、別れが必然読書がいい

感動して手元に置いておきたいと思ったら、その時買えばいい

自宅の本棚は「そのうち読む(今はもう読む気力を失った)リスト」じゃなくて「最高の名作リスト」にしていきたい




図書館があまりに貧弱で遠い場所放擲されていた

本をamazonで買ってばかりいたら、本棚が「買ったけど読めなかった本」だらけになって辛かった

いま、地方都市図書館へ戻ってくると普通図書館というもののありがたさを噛み締めている

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん