「少なくないポスオペのMtFは女風呂で(ФωФ)グヘヘ…って思ってる」などとツイートしてから、実際に年末の温泉へ行ったというMtFを見た。
その人は女湯の内部の様子もツイートしており、「老婆の手を引いて湯船に入る若い女性」という記述もあった。
正直に言って、これだけは生理的に無理だと思った。
介助している最中は、介助している相手に注意が向いているから本当に無防備だ。
そんなときにグヘヘと見られているのかと思うと嫌悪感しかない。キモい。
要介護者の場合、自宅での入浴は設備がないため不可能で、通常は介護サービスを利用しているケースは珍しくないだろう。
けれど、年末年始は介護サービスも休みに入るから、仕方なく設備の整った銭湯に家族が連れてくることもある。
「嫌なら来なければいい」と言われても「分かりました」と引き下がる訳にはいかない。
「公衆浴場を利用できなくなった」と言うこともできない。
介助しながら神経尖らせて入浴している姿を視姦されるかもしれない。そう不安に思いながら利用せざるを得ない。
事実上、拒否は不可能な立場に置かれ、自分の意思によって来たわけでもない銭湯だ。
そこで介助にあれこれ気を遣って、リラックスできないまま入浴しているところをグヘヘと視姦される。
そんなこと、絶対に許容できない。
けれど、上記のツイートを批判すると「トランス差別」に当たるらしい。
あのツイートはトランス差別をする人々への皮肉だから、その皮肉を批判するお前も差別者。そういう論理らしい。
人の弱味につけこんで視姦したととれる発言を「ただの皮肉だ」と流せる人はお気楽でいいご身分ですね、と私は思う。
そもそも、大前提として自分の楽しみのために来た温泉でだって視姦されてやる謂われはない。
苦労して銭湯に連れてきた家族が、そんな視線に晒されるなんて受け入れられない。
銭湯なんか滅多に来られないから楽しもうねと嬉しそうにニコニコしているのに、実は無神経に裸をコンテンツにされているなんて無理すぎる。
どんな人であっても、視姦されていい訳がない。