タイ人の女子学生それを普通に買うのに、白人が好き好んで、より安い物を買い求め、食事を取っていくのを見ると、なぜか辛くなる。
少し通りを出れば、オッさんが一日中同じ場所で道路に座っている、スラムとはいえ、いざ格差というものに直面してしまうと、切ないものだ。
確かに日々、勤勉な人たちが富を得ていくのはいいとは思う。しかし、いかにも貧しい路上生活者たちがいるのにそのままというのはやはり違和感を感じてしまう。
もちろん、本人の努力不足で自己責任と言い切ることができるし、好き好んでやっているのかもしれない、そういう人にも寛容ということだけなのかもしれない。そういう社会なんだろう。
実際のタイがどうかはわからないのだが、少なくとも日本はそういった社会ではない。ホームレスはいるが、あってはならないという認識がある。
仕事がないのだろうか。確かに、食べ物の行商やタクシーは多すぎる。これは年収も低いだろうなと。しかも若い人まで。仕事にこだわりがないとは聞くけど、いかにも金持ってなさそうなおっさんやおばさんを見て、将来を憂えないのだろうか。
日本は人手不足だというのにな。不衛生になりやすく、どうでも良くなってしまうような気候も影響しているのかもしれないが、常夏なら寧ろ、管理しやすそうな気もするけどね。
ただ、国民性は温厚で大変よろしいと思う。詐欺も少なく、大半の人は親切だ。寺院や王室のモニュメントに近づくと自然と手を合わせるその様は美徳だと思う。感謝だとか、尊敬だとか、しばしば、日常生活から遠ざかりがちな温かい心を取り戻せる。彼らが手を合わせる姿はそうした心を大切にしていることを覗かせてくれる。
民族国家ならではなのかもしれないが、こうした国民統合の象徴を愛する行為はその国民が愛を感じやすくさせる効果があると思う。
民族というアイデンティティを消耗するのではなく、敬意を払うことで、ほんの少し、人は幸せを噛みしめるようになれるのだろう。反対意見もたくさんあるだろうから、心の中だけに留めることになってしまうだろうが、こうした、チャンスはフルに味わさせてし、幸せに生きたいものだと、私は思う。
日本もホムレスいるのにマイクロプラスチックを食べてクジラが死ぬから海岸でごみ掃除ボランティアする俺様偉いとやってるじゃん なんでタイランドまで行く必要があるんだよ