安倍政権は消極的支持者が多いと言われているが、積極的支持者もいる。
以下のような人々だ。
まあ改元先送りやサマータイムはこれぞ安倍政権といった政策なわけで、そういう政権を若いIT屋さんはせっせと応援してきたのだから、
彼らは安倍政権支持者を衆愚とみなし、自分達は「愚かな民衆とは違う」ために野党を支持する。
彼らは「愚かな民衆とは違う」ことが大事なので、野党の支持者が増えることを望んでいない。
安倍政権が大多数の支持を集め続け、自分達が特別な少数派であることを望んでいる。
5秒考えれば、上記のような相手をバカにした発言が、自分の支持者を増やすことはありえないとわかるはずだ。
こんな風に書かれて、書かれた側が「すみませんあなたの言う通りです、僕がバカでした」なんて思うわけがない。
彼らも勿論それは分かっていて、あえてこんな発言の仕方をしているのだ。
まともな安倍政権批判が増えて安倍政権が支持を失うと、自分達が特別ではなくなってしまうから。
民主主義の世の中で意見を通すためには、自らの思想を理解してくれる人を増やし、支持者を集めることが肝要である。
そして自分の思想の別の側に居る人間こそ、実は最も説得しやすい。政治に興味を持っているからだ。
世の殆どの人は政治になど興味がないので、どれだけ熱意をもって話しても伝わらない。
自分と対極にいるということは、実は少なくとも同じ線の上にいるということなのだ。
今回のサマータイムの件は、(少なくともはてな界隈では)ほぼ全員が反対するという、千載一遇の機会である。
自民支持者の中でも「え、これはちょっと……」と思う人が多いはずだ。
つまり反安倍・反自民勢力が話を聞いてもらい、自分達側に引き込む絶好の機会なのである。