年に数回しか開かれない社内飲み会で話せることが生きがいだった。
それ以上の関係になることを正直強くは望んではいなかった(無理だと諦めていた)が、
今度会社を辞めることになったことを期に、自分の中で踏ん切りがついた。
振られても後腐れないし、ここは言っておくしかないだろう、
と言い訳を頭に浮かべながらも、死ぬほどの緊張を押し殺しデートに誘ったら、すんなりとOKをもらえた。
女性の扱いに全く自信がない。今までの数回のデートも相当に準備をした。
(デートにおけるNG集の確認、女性が喜ぶポイントの確認、デート場所の事前下見等・・・)
デート前は濃いめのハイボールロング缶を二本開けてから行っていた。これでちょうどいいテンションになるんだな。
今後、いつボロが出るかはわからない。
目下の懸念は性行為の方法だろう。ラブホテルの入り方もわからない。AVも余り見ないのでテンプレ的性行為がわからない。
とりあえずスローセックスの本は読んでみたが、はてどこまで通用するやら。
女性向けAVも見て研究を重ねているが、性的な感覚は個性による揺れが大きいので、これを覚えておけばOKというものでもないのが辛い。
会社で飲みに行く後輩や先輩はいるが、プライベートの友達はいない。
その会社も辞めるということでいよいよ呼ぶ人がいない。
先輩は友達が多い人なので、そこはかなり心配な点だ。早すぎる心配ではあるが・・・。
仕事しかしてこなかったここ数年、土日は寝るだけで終わっていた。
それが土日に人と会って、散歩して、ご飯を食べることになるとは。この日々が終わってほしくない。
女は男の性奴隷だから大丈夫だ。 さっさと犯すんだぞ。
おっさんもう寝なさい
飲んだ勢いで告白すると印象わるいんじゃなかろうか。老童貞心ながら。