ここ数年のラノベは昔よりも酷いくらいに年齢の低い女の子を出演させて媚びていると思える。
読み手の年齢を下げるのは構わないが、別に登場人物の年齢を下げる必要はない。
別に女の子を出す必要はない。挿絵にすると当然のように媚びた絵になる。
そうしないと誰にも読まれないような魅力のない作品しか作れないのかと思える。
男にしたら人気が出ないというのであれば、それはやはり魅力のないテキストなんだろう。
少女を登場人物にする事がきっかけでテキストに作品にハマることも可能性はある。
しかし、媚びることからしかきっかけをつかめないというのは作家としては一流とは言えないのではないだろうか。
下手をすれば二流にすらなれない。
いくら少女が登場するからといってもテキストだけでは興味を惹かれない。
挿絵があって始めて興味をもたれるのだ。
挿絵がなければ興味の対象にすらならないが、挿絵があれば少女で目に止まってもらえるというのは、なんとも情けない話だ。
当然の事だが、媚びないラノベもある。
そういうラノベというのは、なかなか見つからないが年相応の登場人物で話が作られているので面白い。
じゃあそういう作品には、媚びている少女はいないのか?というとそうでもない。
脇役に近い、それほど活躍もしない程度でマスコット的な少女は登場する。
それじゃやっぱり媚びているだろと考える人もいるだろう。
冒頭から媚び媚びした低年齢の少女が登場した挙げ句、帯にその少女に注目させるようなキャッチがはいっているのと、
途中から登場して、読まなければ登場するのさえわからないような役どころでは全然違う。
作品の主役なんだから仕方ないだろと意見を言う人もいるだろう。
最初に書いたが、なぜ少女じゃないといけないのか?問題はただそれだけだ。
別に少女を登場させる必要はない。男だっていいのだ。低年齢じゃなくても良いのだ。
だが、ここ数年は特にひどい。何かと年齢が低かったり、幼い顔立ちで豊満な身体付きをしている少女だったりと、そういうものばかりなのだ。
そうしないと売れないのかもしれない。と、いうか読み手側がそういうものじゃないと興味を持たない輩が増えすぎているのも問題なのだ。
媚びる所は作家に問題があるが、そのようなものじゃないと読まない読み手側にも大いに問題はある。
どいつもこいつもコミュニケーションが欠けているからリアルでは女の子と会話もできないんじゃないか?と思う。
作品の中の少女は裏切らないがリアルでは裏切られるし理想もへったくれもない。
だから、そういう少女が登場しないとノベルもろくに読めないのではないかと。
仮に少女が冒頭から登場している作品が全部男に置き換えられたら、一体どのくらいの人がラノベに夢中になれるだろうか?
半分もいないんじゃないかと考えられる。